【映画】「ギャラクシー・クエスト」

これぞアメリカらしいSFパロディ映画「ギャラクシー・クエスト(Galaxy Quest)」(1999・ディーン・パリソット監督)。

「スタートレック」のパロディというけど、「スタートレック」自体を熱心に観たことがないのでわからないが、それでも充分楽しめた。

紅一点、セクシー系のおバカな宇宙船乗組員が、あの「エイリアン」のシガニー・ウィーバーでビックリした。

放送終了後も熱心なファンを持つTVの宇宙船SF番組「ギャラクシー・クエスト」。
今日も、あるコンベンション会場で出演者を前にコスプレしたファンの集いが開かれていた。
気乗りがしないまま、ファンにサインをしてた出演者の前に、グレーのボディスーツを着た奇妙な4人組が現れて、「自分たちの星を悪い宇宙人の侵略から守ってほしい」と助けを求めてきた。
最初は、ファン独特の冗談だと思った出演者たちだったが、実は彼らは本物の異星人で、自分の星で番組を見て本物だと思い込んで宇宙船で地球にやって来たのだった。
出演者たちはワープで宇宙に出ると、異星人が用意した本物の宇宙船で悪い宇宙人との戦いに挑む…といったストーリー。

異星人サーミアン星人の星には“嘘”という概念がない。星で受信した地球のTVドラマでも全てが真実だと思い込んでる。

逆に地球人の文化は嘘ばっかりで、人間は見栄、嫉妬、虚栄心の塊。ギャラクシー・クエストの出演者も、俳優という仕事のために、アホらしいと思ってるセリフでも真面目に言ってキャラを演じている。

出演者たちはファンの前では気軽にサインに応じて笑顔で仲良くしてるけど、実は見栄、嫉妬、虚栄心で決して仲が良いとはいえない。

それがサーミアン星人の前でキャラを演じて、悪い宇宙人との戦いに巻き込まれていくうちに、真の友情・愛情が芽生えてくるという、一種、米ソープオペラのような展開でツボにハマるのだ。

シガニー・ウィーバーが戦闘が進むうちに肌の露出が多くなって、寄せ乳の威力全開になるところなんて定番で笑っちゃう。

アホらしくてポンコツなパロディ&コメディだけど、贅沢なキャスティングと上手い演技、なかなかの脚本、特殊メイクが素晴らしい悪い宇宙人等で、セールスポイント多しの傑作であった。

あ、メインのBGMは、「エンタの神様」のテーマ曲なんだね。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。