三島美学

52年目の11月25日…。

相対の世界で、絶対を求めるという不可能とアイロニーのドラマ。それは結局、死でしか完結しなかった。

常に、完成されていながらも、その崩壊(死)もちゃんと準備され、予定調和的に描かれる。最終的に「美」が最も大事なことで、そこに至るまでの過程や結果はどうでもよい。

現実的には構築不可能な、絶対的な崇高美を至上とする概念の世界。

自分でも演じてるのをわかっていながら、結局、最期の自死に至るまで演じるしかなかったのだ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。