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最終解決(?)

最終解決。手術跡の炎症も治まった。次回、電池交換するとしたら10年後ということで、逆に勿体なくて火葬場で拾うかも(笑)。

一応、決着したわけだが、さらに老いも進み、認知機能も衰えた。施設のスタッフに、「忘れ物が多くて、前回はパンツを履いてなかった」と聞いた。アチャー。オムツをさせたつもりでいたが、履くつもりが忘れたのだろう。あーあ、そこまで面倒見きれないよ。

ジジイは相変わらず、甘えた声を出してババアを呼び、無視してるとビービー泣き出す。でも、他人が来ると動けないくせにコロッと態度が変わる。人間はここまで醜く変貌するものなのか。

2人ともコドモ返りしてる。ババアが俺が買ってきた食材をそのまま玄関でパクついたり、ジジイも動かないのに食欲だけはあって、いつ出されようと全部平らげたりする。典型的な認知症の症状で、食事したのを忘れて、また冷蔵庫を開けて食べたり、食べてないと言い張ったりすることがあるが、それに近いのかも。下手すると俺よりも食ってるかもしれない。

で、ババアが病院で甲状腺の検査をしてる間に、隣にあった後藤是山(ゴトウ ゼザン)の記念館を覗いてみた。

俺も知らなかったけど、後藤是山は熊本の著名な“文化人”だな。明治、大正〜昭和初期に名を残した熊本市の名誉市民で、熊本日日新聞の前身である九州日日新聞の記者として活躍した。東京で出会った様々な作家を紙面に登場させ、文芸欄を拡充したと。編纂した本では「肥後国誌」が有名。

こじんまりとした日本家屋と庭で落ち着いた雰囲気。俺でさえ狭いと感じるから後藤是山は小ちゃい人だったのかなぁ。地震の影響か、畳や廊下がギシギシ鳴って微かに凹んだりして床が抜けたらどうしようと心配したよ。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。