【洋画】「1917 命をかけた伝令」

プーチンコ野郎が世界を騒がせているから、俺は落ち着いて戦争映画を観る…。

2019年の「1917 命をかけた伝令(1917)」(英・米)。監督は、“ダニエル・クレイグ007”のサム・メンデス。

古い第一次世界大戦(1914〜1918)の話だけど、スピルバーグやキューブリックの映画に負けず劣らず、むっちゃリアルで最後まで引き込まれた。

ストーリーは、至って簡単シンプルで、第一次大戦真っ只中の1917年、西部戦線を舞台に、通信手段が途絶えた中で、若い上等兵2人が、上官の命を受けて、翌朝までに最前線の舞台に作戦中止の伝令を届けるというだけ。
最前線では、敵のドイツ軍が撤退を始めて、英軍はこれを好機と捉えて追撃に乗り出そうとしてたが、それはドイツ軍の巧妙な罠とわかり、そのことを一刻も早く最前線の部隊に伝えるのだ。この伝令には英軍兵士1600人の命がかかってる重要任務なのだ。

まず全編にわたって、同じカメラからのワンカットで肉薄するように撮ってて、スゴい臨場感がある。塹壕の中を進んで行くシーンなんて自分も参加してるようだ。

敵のドイツ兵がどこにいるか、いつ撃ってくるかわからずに、つまり死が身近にある中で、任務を完遂することだけが上等兵を動かすモチベーションになってる。

死屍累々の無人地帯や死んで倒れた馬に蝿が集っている場面なんてホンモノのようで戦争の現実を否応なく示して観せる。

多分、撮影は、長期間、広範囲に渡ってて、多数のセットやエキストラを用意したと思われる。洋画って、大金をかけて、これができるからスゴいよねー。

今までにない、この圧倒的な臨場感を描き出した、この映画は素晴らしい。

素晴らしい戦争映画だけど…、手の届かない遠くで起こってる争い事に憤懣遣る方ない思いを持って抗議の意を示すことも大事なのだろうけど、普段から、自分の周りの日常をしっかりとキープすることが、引いては争い事のない平和な世界を作ることに繋がっていくと、今の段階では考えている。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。