見出し画像

トンカラリン

確か、去年の夏くらいに行ったけど、下水道工事をやってて立入禁止で見れなかったんだよね。熊本・和水(ナゴミ)町にある不思議なトンネル遺構、「トンカラリン」。

やっと見れた。まだ若い頃、弟と一緒に来た時以来だ。

用途も目的も、いつ造られたのかも、何もわかってないのだが、トンネルの終わり(始まり?)に古い神社があることからも、やはり、通ることによって俗から聖へ、死から生へ、生まれ変わる儀式のために使われたのだと思う。

産道を表してるんじゃないかな。実はそんなに不思議でもなかったりして。

近辺の遺跡から、南米みたいな人工の変形頭蓋骨(鼻が潰れて極端なしゃくれアゴ)の女性の遺骨が数体見つかってて、シャーマン(巫女)がいたらしいこともわかってるし。

片麻痺のことを全く考えてない(←当たり前だ 笑)メッチャ急な階段を上がって、溝に沿った不安定な道(のようなところ)を歩く。

地震で危険になったのか立ち入り禁止のトンネルが多く、通れなかったのはちょっと残念で、近所の犬にバウバウ吠えられて、2回もよろけて転んで汚しちゃったけど、下から上まで全行程を歩いて見学できたから満足。

入り口下の“タンタン落とし”と呼ばれるところには巨石を使った組み舞台と古代文字みたいなものがあるが、これも謎とされている。

この辺一帯は神聖な祭祀場だったと思うね。多分、祭りの日には、あちこちで“まぐわい”もやってたろうな(笑)。で、トンカラリンを通って、また“純”になるみたいな。

何千年も前に、この場所に人間が居て、死で悲しみ、生で喜び、独自の文化を営んでたと思うと、なんか不思議な感じMAXで感慨深い。だから、俺は歴史的に意味のある遺物を見て触って雰囲気を感じることが好きなのさ。

トンカラリンって、トンネルに石ころを落とした時にトン、カラン、リンってそういう風な音がしたからという。それより朝鮮由来の言葉じゃねえかな。貿易等盛んに交流があったからね。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。