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「千と千尋の神隠し」

日本を代表する素晴らしきロリコン監督、宮崎駿氏の長編アニメ「千と千尋の神隠し」(2001年)を今更ながら観たよ。

お得意のリアルな自然描写と隅々まで手がかかってる細かな背景やキャラクター、残像がチョコチョコと残るような躍動感ある動きなど、さすがはスタジオジブリだね。

宮崎アニメを始め、日本のアニメは世界に誇れる素晴らしいカルチャーだと思う。よくもまあ、こんな設定とキャラを考えるよなぁ。

千尋が迷い込んだ異界の舞台となった湯屋は、江戸時代あたりの吉原などの遊郭みたい。で、純日本的と思えば、湯屋の中と食堂街は中華風だったり、外の街並みは欧州みたいだったり、湯屋を支配するババアが魔女だったり、ごちゃ混ぜだ。それも日本らしい煩雑さだ。以前のキャラも姿を変えて出てきたりする。

宮崎監督の描く主人公の女の子って、エロスや血、暴力を一切感じさせないが、幼い割には、胸やケツなど、出るところはちゃんと出てて女、女してる子が多い。しかし、この映画の千尋は子供だし、中性的である。登場キャラは全体的に性を感じさせない。龍となった男の子を助けることで、“愛”という言葉が出てくるが、深入りはしないし、友達以上に進むこともない。

異界に迷い込んでしまった女の子が、その世界に溶け込みながらも、トラブルを解決して、また普通の世界に帰って来るファンタジーの物語だな。

他の宮崎アニメ、トトロなどと同様、強引にでも都市伝説を作れそうだ。千尋と両親は、アウディでトンネルの前に来るが、実は事故ってて、トンネルを抜けて死後の世界に入ってたとかね(笑)。

おわり

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。