【洋画ホラー】「デモンズ」

昔、観たと思うけど、1985年の、ランベルト・バーヴァ監督のホラー映画「デモンズ(Dèmoni)」。Amazonプライムにて。

脚本他が、「サスペリア」のダリオ・アルジェントであり、最初から最後までイタリアン“ジャーロ・ムービー“っぽくて、ファンとしては嬉しくなっちゃうね。

ジャーロとは、サスペンスやスプラッタの要素もあり、色彩豊かで、しかも美しい女の子が悲惨な目に遭うというチープなイタリアン・ホラーのことだ。で、BGMが場違いなヘビメタだったりする。まあ、B級イタリアン・ホラーだね。

謎の半分仮面男にチラシを渡されて、映画館に招かれた客が、ホラー映画を観ることになるが、映画の内容が現実にも起こるようになって、そのうち映画館に閉じ込められることに。
まず仮面で傷付いた女性がゾンビ(デモンズ)と化し、彼女に襲われた客は、次々とゾンビになっていく。ゾンビ達が襲って来る中、客たちは必死の脱出を試みる…。

というストーリーは簡単であってないようなもの。所々、繋がりもあやふやになっていく。

特殊メイクで、緑色のゲロを吐くゾンビ(デモンズ)のおどろおどろしい姿と、逃げ回るイケメンと美女の攻防、それと突然挿入されるヘビメタで持ってるようなものだ。最後には、唯一残った美女もゾンビと化して、あっさりとイケメンに殺される。

時間潰しの、品質の悪い”東京12チャンお昼のロードショー映画“であり、80年代の色褪せたようなフィルムも、懐かしい雰囲気を醸し出していて、俺は大好きだけどさ。

こういうチープな映画でしか観れない、感じ取れない機微ってもんがあるのだよ。ワハハ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。