【ドキュメンタリー映画】「シチズンフォー スノーデンの暴露」

インボー論好きのイタい方々が好きな映画であろうとは思うけど。Amazonプライムで、なんとなく観た「シチズンフォー スノーデンの暴露(Citizenfour)」(2014年・米独合作、ローラ・ポイトラス監督)。

米国政府の機関である国家安全保障局(NSA)が、自国民の膨大な通信データを秘密裏に収集していることを暴露した元局員エドワード・スノーデン(現在はロシアに亡命)を追ったドキュメンタリー映画である。

恐ろしい話だが、インターネットを使っている限り、個人情報の一部が流出することは普通にあるだろう。SNSでも検索でも、使用者の個人情報を管理企業が収集して、治安のためにという名目で、政府に提供していることも。それは諜報機関を持つ国ならば世界中どこでもやってることだと思う。

実際には、日本も、NSAによって、政府や官僚の情報収集が行われていたことが暴露されたが、無能過ぎる国賊政府はいつもの如く、「遺憾である」とコメントするのみで終わった。

エドワード・スノーデンの告発は、ネット社会ならではの世紀の大スクープであるかもしれないが、国による国民監視が周知の事実となっている今では、「あゝ、やっぱり」とそんなに驚くに値することではないのかもしれない。スノーデンの告発も、守秘義務違反とする意見もあるようだし。

インターネットを使って国が我々を監視しているならば、また我々も国を徹底的に監視できるってことだ。

多くは公人ではないから、一部の個人情報が収集されようとも、何かの行動を起こさない限り、どうでもいいことだとは思うし、特に、管理されていると騒ぐイタい連中の個人情報なんて大勢に全く何の影響もねえよ、なのだが、国民が、治安が脅かされていると不安になってる時代には、国民の側から、より管理・監視の強化を求めるものである。自由を犠牲にしてでも。

つまりは、全体主義は管理を望む国民自らが作るものなのだ。←言い過ぎ

それに、どんなにITを使って管理しようとも、人間力によるアナログなテロは起こるものだよ。

やっぱり世界はパワーバランスを求めている。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。