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「四畳半襖の裏張り」

心配なんかしてもしょうがないので、どスケベの小説家、永井荷風の春本をベースにした「四畳半襖の裏張り」を観る。神代辰巳が監督した73年の日活(ロマンポルノ?)作品だ。

米騒動が続発する大正時代、頻繁に料亭へ通う旦那と買われる芸者の絡みの物語が基本。

初見の男相手に、最初は「イヤだ、恥ずかしい…」と拒んでいたものが、だんだんと激しく乱れていく様がやっぱり今も昔もたまらなく良いね。

新人の17歳の処女の子に、股にピンポン球を挟んだり、アソコで鳩笛を吹かせたり、また、実際に絡んだりして、教育するなんて面白いけど、実際にあったのだろうか。

ソープやピンサロにはたくさん通っても、こういう芸者遊びをしたことがない。粋に遊んでみたいものだ。

「男は顔じゃないよ。男に顔があるとすれば、それはお金だよ」

時代が時代だけに隠さなきゃいけないものがいっぱいだろうし、禁止されるものも多いだろう。そんな時代だからこそ、こういう裏の文化は精一杯花開いて輝く。飾ることなく素直に表現するどスケベな作家は異常に魅力的だ。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。