「ニック・ケイヴ 20,000デイズ・オン・アース 」

「ニック・ケイヴ 20,000デイズ・オン・アース(20,000 Days on Earth)」(2014年・英、イアン・フォーサイス&ジェーン・ポラード両監督)。

ニック・ケイヴといえば、オーストラリアでの、ボーイズ・ネクスト・ドアを経て、ザ・バースデイ・パーティで、めっちゃハイテンションの激しい野獣のようなヴォーカル(風貌も)に震えたものだ。

解散してからはソロとなり、ザ・バッド・シーズ等で、ソウルやブルースのようにちゃんと唄ってて、それはそれで良かったけど、だんだんと聴かなくなっていった。もう還暦なんだね。

そんなニックの架空の一日を通して内面に迫るという現実とフィクションが交差するドキュメンタリーっぽい映画だ。

心理学者による本人へのインタビューやニックが運転するクルマを舞台に、ノイバウテンのブリクサ(顔が太っててショック 笑)など、コネクションのある人物が出て来て問いかける場面もあり、彼の創作活動の発想の秘密を明らかにしていく。

…けど、ニックを知らなきゃ面白くないと思う。ファンには有難い映画だろうけど。向こうで映画賞を二つもゲットして評価も高いが、俺にはよくわからない。

ただ多彩な表現活動を行うアーティストの発想の豊かさに嫉妬を覚えるね、同じ人間なのに。根本から違うのかなぁ。

ニックはヘロイン中毒でボロボロだと思ってたけど、ちゃんと立ち直ったのか。

最後に流れるニックの曲、やっぱええなあ。久しぶりにバースデイ・パーティ、バッド・シーズを聴くか。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。