【洋画】「作家マゾッホ 愛の日々」

1980年のイタリア映画「作家マゾッホ 愛の日々(Masoch)」(フランコ・ブロジ・タヴィアーニ監督)。Amazonプライムにて。

確かに昔、videoで観た。マゾッホが、妻となるワンダにズボンの上から股間を触られて、あああああぁ!と激しく気をやる場面は覚えてた。

19世紀のオーストリアの作家、レオポルド・フォン・ザッヒェル・マゾッホは、「マゾヒズム(M)」(被虐性欲)という言葉が生まれる原因となった人物。代表作は「毛皮のビーナス」。サディズム(S)は、加虐性欲でフランスの小説家マルキ・ド・サド公爵に由来する。

映画は、マゾッホの半生を描くもの。
「毛皮のビーナス」のヒロイン、ワンダと同じ名前を名乗って手紙を送って来た女に興味を惹かれて、後に結婚したマゾッホ。
マゾッホは、ワンダに自分を鞭打たせたりして、奴隷として扱うことを命じていく。
マゾッホは、小説家として想像力を育むために、ワンダへの被虐的な要求は徐々にエスカレートしていく。
マゾッホは、裸のワンダに毛皮を着せて、鞭を持って、女王のように振る舞うことを命じる。
ワンダは言われるままにするが、ついに、他の男と関係させて、自分は嫉妬に狂うのを快感とするようになる…。

2人の子供をもうけて、一見、フツーの幸せそうな一家に見えるが、ワンダは、マゾッホを愛してるが故に、彼の“異常な性癖”に、ムリをしてでも合わせていく。

マゾヒストは相手の真実の憤怒を求めるのであって、芝居では満足しなくなってくる。こういう関係はいずれ破綻を来すのだ。

マゾッホは別の女性に傾くことになって離婚訴訟へ。マゾッホが死ぬまで、ドロドロの裁判劇が続くのだ。

マゾッホの小説は「毛皮のビーナス」しか読んだことはないけど、何を差し置いても、これだけ自分の性癖に注力して、忠実でいられるマゾッホが、ある意味、羨ましいね。

男だったら、誰しも、多かれ少なかれ、女性に対するフェテシズムを持ってるものだ。性の問題は、普通とか常識が通用しない世界なので、至極、個人的なことに帰結するものだし。

あ、映画はイマイチだったけど。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。