「1973年のピンボール」

村上春樹氏は、若い頃、デビュー作「風の歌を聴け」他、数点を読んだことがある。もちろんストーリー等は忘れてるけど。コレは100円で投げ売りされてたので。

主人公の「僕」と「鼠」が、女の子と様々に絡んでいく日常の物語だけど、登場する音楽とか、映画とか、小説とか、グッズとか、もう既に古いかもしれないけど、俺の年代では新しい時代を感じさせる新世代の小説だなぁという気がするよ。俺はコッテコテの昭和文学が好きだし。

特別、面白いともつまんねぇとも思わない透明な無色無臭の文学って感じだ。

今までの人間関係が、スッタモンダあって壊れていくのではなく、もともと関係を持たない人々によって語られる関係の詳細。メタファー等を使い、抽象的に描いてると思われる部分も多々あるが、そこまで探ろうとは思わないね。

既に若いアブナイ感性を失ってしまった昭和の中年片麻痺ジジイが読んぢゃいかんかなぁ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。