「適当論」
土曜の雨の朝に、客の少ないファミレスで、独りテキトーに「適当論」を一気に読む。
適当とは「責任なく、いい加減に」ということではなく、「バランス良く事を運ぶ」という事なのである。
成功と失敗、幸福と不幸といった人生に必然的に起こる様々な出来事をバランス良く捉えて享受するのだ。
楽なことだけを追いかけると、大きなしっぺ返しに遭い易くなる。生きていれば、うまくいかないことは頻繁に起こりうる。そこでなるべく一喜一憂せずに、そのこと自体を吉兆として捉える。
そのある種、楽天的な発想が、理想的な“適当”を生むのだ。現実を否定せずに肯定するということ。楽天的にツキのあるなしを見極めるのだ。
「なるようにしかならん。だから心配するな」という一休さんの考え方と等しい。
高田純次さんの十戒。
①理想、目標は持つな、②自惚れも自身のうち、③とにかくヨイショ、④カネは天下の回りもの、⑤バカになれ、⑥タダ飯タダ酒おおいに結構、⑦言い逃れの達人になれ、⑧浮気も本気も愛は愛、⑨無計画を押し通せ、⑩五時から男…。
高田純次さんの三無主義、無知、無恥、無節操。
コレは立派な自己啓発本だなぁ。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。