リハビリノート

50歳を迎える誕生日の前々日、今月12日に、脳出血(左視床下部に37㍉)を起こして、右片麻痺(ステージ3、2級障害者)となって、早いもので6年となる。

退院直後から、自分で取り組んだリハビリを記録したノートも6冊。

当初はプロのアドバイスを受けて、関連書を読み、ネットを検索して、自己流で取り組んできた。

そんなに見返すことはないけれど、詳細にノートを付けるのは、リハビリを日常の”習慣”にするためだ。

リハビリだけじゃなく、気になる関連情報やその時々の目標、自分を鼓舞する言葉なども書いてきた。

利き手だった右手から左手に替えて、手書きでなるべく丁寧に書くのも、脳のリハビリになるかと考えて。

もちろん、これからも続けるけど、俺自身はある意味、片麻痺のリハビリに興味が薄れたと思う。麻痺の回復ばかりにこだわるのではなく、今の身体を自分なりに受け入れて、常に前に進みたい、進化したいと考えてるからだ。

だから、現在、取り組んでいるリハビリも体幹やバランスを鍛えることと、自重中心の筋トレがメインとなってる。

回復には概ね、①脳の可塑性に期待する、②損傷部位の再生手術、③ニューロリハビリ、があると思う。

①が最も多いが、とにかく頻繁に麻痺部位を動かすことで他に神経を再生し繋ぐことだ。従来の医学もそうだが、〜法と様々な民間療法もある。陥りやすいのが自分の体験が絶対だとカンチガイしてしまうことだ。脳の損傷から麻痺、回復まで人それぞれであるのに。だから他人の例は、実はあまり参考にならない。従来の医学を否定して、概念ばかりで、高い治療費を取る例も多いだろう。

②は細胞の再生だけど、まだ未知の分野でもあって、まだ完全回復の例を聞いたことがない。

③は感じる、念じる、思うことだけど、多分、最も“奇跡”が起こる例が多いのではないか。でも、ハッキリと認識できる方法ではないので難しいし、宗教的な”カルト”も産みやすいと思う。

人間の脳はまだまだ未知数で可能性は無限にあると思うが、まず、ステージ3以上の麻痺で完全回復に成功した例を聞いたことも、目にしたこともない。
俺自身は、今では、片麻痺になったことは自分の身体を深く知る機会を与えてくれたと思ってるし、なんとか自分の“個性”にできないだろうかと考えてる。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。