【映画】「ジャンクフード」

山本政志監督の「JUNK FOOD(ジャンクフード)」(1998年)。

ロックをメインとしたストリート・ムーヴィーかと思ったら違った。音楽には町田康が使われてるけども。

4つのエピソードのオムニバス形式で、後半は同時進行で最後に一緒になる。

鬼丸(すでに死去だって)とか懐かしい人物が出演してて、チーマー(ヤンキーの亜流)が流行った頃だね。

横浜を舞台に、ヤク中のアブナイOL、チーマー、出稼ぎのパキスタン人、彫り師、中国系アメリカ人の娼婦、メキシコ人の女子プロレスラー等々、はみ出した人間たちの生態を描く。

「ロビンソンの庭」の山本監督らしいけど、邦画特有の、ただ過激にすればいいみたいな演出もあって、俺にはイマイチだった。アウトローでも、表面的な暴力だけじゃなく、精神のアウトローの方がもっと過激で良いと思うけどさ。でも、コレが現代日本なんだなぁ。チーマーとか、クソヤンキーが主人公だったりするのもムカつくし。なんかテーマが監督よがりでハッキリとしない。疲れるよ。

プロローグとエピローグに登場する、目の不自由なおばあちゃんは、山本監督の実の母親だって。チーマー役で出てる義幸って殺人で捕まったよね?

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。