【古典邦画】「地獄」

中川信夫監督の、1960(昭和35)年の作品「地獄」。

何かで新東宝のカルト映画と評されていて、YouTubeで見つけた。

現世で悪いことをしたばかりに、死んで地獄へ落ちて、数々の責め苦を受けるというものだが、何しろ、セット他、全てにおいてちゃっちいし、チープなことこの上ないもので、うわー、ぎゃー、助けてくれー!という叫びが神経を逆撫でさせる、クソつまらねえ三流映画であったよ。

バカバカしい。単なるドンチャン騒ぎの延長みたいなゲテモノ映像だ。ふざけてんのかよ。

日本映画の悪いところが出たと思う。「東海道四谷怪談」と間違えたかな?

登場人物、全員に罪があって、不慮の事故や復讐、食中毒などで全員死亡、当然、地獄行きとなるわけだが、そこで仏教の教えるところの八大地獄の修羅場を見るのだ。主演は若き天知茂。

寺山修司の作品にも似たようなのがあったね。寺山の方が全然良いけどさ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。