あなたの税金はどのように使われているのか知っていますか?

 令和5年7月2日 長岡市、アオーレ長岡にて渡瀬裕哉さんにお越し頂いてイベントがあった。減税会が主催する減税を推進している方々による企画である。減税会では度々事務事業評価についてのコメントをみることが多かったので今回のイベントは大変有意義であった。
私個人は会社員で事業を立ち上げたこともない、そして役員でもないので事業に関わる深い知識は無い。だが、そんな人でも理解できることなのだと分かれば幸いである。情報、理解の間違いもあると思うが指摘いただけると幸いである。

 事業を行っているのであれば同然その後どのようになっているか評価が必要になる。一般の企業であれば需要に見合わないものを作っても売れずに倒産する。そうならないように常に評価をして今の事業に問題がないのかを検討していく。これば公共事業でも同じ。

では公費で行われている事業評価かどのように行われているのか、
こちらが兵庫県西宮市の例

西宮市 事業評価1

知見の深い方であればそれ相応にいろいろ指摘するポイントはあると思うが、ここではとりあえず費用の欄。見てみると経費の内訳で多額の人件費か掛かっていることになる。西宮市在住ではないので内容についてなど正確な評価はできないが新潟市に住んでいる感覚で言えばこのようなことに金が使われることには疑問、しかも多くは人件費である。
 個人的な意見ではあるが事業を無くして浮いたお金で減税はもっと必要とすることに使われるべきと思う。

西宮市 事業評価2

2枚目の事業指数の欄「あひルのおやコ」「ガイドブック」の配布にどれだけの意味があるのかは不明。そして事業の点検について市民のニーズの傾向を「増えることが予想」としているが次の項目をみるとアンケート調査をしていないとなっている。調査をしていないのになんでニーズがわかるのか?他にもあるが要するに事業として継続していきたいということである。

こうやって無駄な事業が続いていくのである。しかし愕くのはそんなものではなかった。実はこの評価はかなりまともな出来とのことである。

では次は新潟県聖籠(せいろう)町の事務事業評価を見てみると

聖籠町評価1

こちらは費用に関してみてみるとそれほど掛かっていないように見える。指摘されるまで気付かなかったが人(公務員)が関わる以上人件費は必要になる。それにしては費用か少ない。おそらくこの中に事業に関わる公務員の人件費は含まれていないとのことであった。ということは当然町民が負担するコスト計算が大きく変わってくるのである。

聖籠町評価2


評価についても正直ふわふわした内容で素人の私でも書けそうな内容。この評価も外部から意見を聞いたようには思えない。このような評価の中で公費が使われている。

では今回イベント会場の新潟県長岡市や自分が住む新潟市はどうかと言えば…無い。無いのである。減税会の代表がお問い合わせして確認してみたが、本人達はしているつもりなのだろうがこのような数字の入った資料が無いのである。

長岡市事務事業評価?1
長岡市事務事業評価?2

参考に長岡市からそれらしい資料を出してもらったが具体的な金額などの数字が全く出てこない。日本のあちこちでこのような評価のしかたで公費が日々使われている。

今回配布された資料を参考にして止めれば良いと思う事業はたくさんあるように思う。ではなぜ止めないのか。渡瀬さん曰く「止めるための意見調査がいる」そうだ。要するに一定の手順が必要とことらしい。

事業を始めておいて無駄と分かっても直ぐには止められず、それで公務員の残業がきついとは納税者からすれば茶番でしか無い。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c7a902b4823f5f314084f177d24cbced6cb6d6d

今もこうやって日々無駄な税金が使われ続けている。それでもあなたは政治に無関心でいられるのか?

イベント参加資料 全24ページ
新潟県聖籠町 1~10ページ
兵庫県西宮市 11~24ページ


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