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week10-内省した分だけエンパワメントできる時代

半径5mからのマイクロチェンジメーカーを目指す、子連れMBAのチェンジメーカー・チャレンジ-Basic-。対話のスキル、時代変化、内省スキルを、知識として学習するのみでなく、メンタリングによって学びを深め、自分自身の価値観に則ったリーダーシップを発揮して周囲へも影響を与えていくための学びの3ヶ月プログラムです。運営として、プロセスエコノミー的に内容を明かしてみようかな(と言っても、自分自身の経過がメイン)と、ということで、今回はweek10です。オンラインで繋がった世界での立ち居振る舞いについて学びます。

私をエンパワメントしよう

「インターネットの真の意味は、不特定多数無限大の人々とつながりを保つためのコストがほぼゼロになったということである。」梅田望夫氏のウェブ進化論で述べられています。

自らのインターネットの利用方法を90年代から振り返ってみると、最初は情報へのつながりだったものが、どんどん人に寄っています。そして人への比重は子どもを出産し、コロナ禍にある今、さらに大きくなっています。それが何故かを考えると、やはり時間やお金の制約があっても自分をエンパワメントできるからではないか。さらには、制約で葛藤を感じ、内省が進めば進むほど、本当に共鳴する人とつながり、それにより自分をエンパワメントできるからではないか、と感じています。私はコーチとしての複業を始めてからInstagramでの発信を始めました。意外だったのは、古い知人からの連絡がポツリポツリと増え、そのつながりが強くなったことでした。学生時代の仲良しグループではなく、今何か心に届くものがあり、心の共鳴が始まっているのだと感じます。

社会も、エンパワメントしよう

個人の内省からくるインターネット使用が社会を変えた例もたくさんあります。「保育園落ちた、日本死ね」はその最たるものでしょう。インターネットがなければ、家族や友人に愚痴を言って終わりの話だったでしょう。インターネットで不特定多数無限大の人とコストゼロで繋がれたこそですね。

こんな大きなムーブメントはちょっと特異かもしれませんが、私自身もインターネットというインフラが整ったからこそ、社会をエンパワメントする複業をスタートできたのだと思っています。それまでの私はインプット偏重で、いろんな勉強や資格取得はしても、生かせていないという感覚でした。私がパラレルキャリアを始めたのは今回の第二子育休でコーチングを学んだことからスタートしました。zoomやメッセンジャーというツールが普及していたからこそ、人の話を聴く仕事がスタート出来ました。そしてその中で、社会課題に密かに心苦しめている人が意外にも多いことに気が付き、その人たちをエンパワメントすることで、私が社会をエンパワメントする一旦を担えるということに気が付きました。

もやもや内省の分だけ、エンパワメント

そう考えた時、インターネットは時間や場所の制約を緩めたに留まらず、制約が武器になる時代なのではないかと思います。制約は希望通りの動きを止めるものでした。でも理想と現実のギャップがあるからこそ、不完全燃焼な頭脳がずっと制約や社会のあり方、その中での自分のあり方を考えてきたからです。

私は第一子育休の時、仕事から離れた孤独感に耐えられずにすぐに職場復帰をしました。もやもやに耐えきれなかったのです。でも今回コロナ禍で育休を1年半取得しましたが、オンラインツールの発展のおかげで、同じようにもやもやを感じつつも、それを消化・昇華させることができているように感じます。

気がかりは復帰後忙しくなること。忙しくなることで内省が止まってしまえば、私が社会をエンパワメントする力も弱まってしまうかもしれません。そうならないために今回短時間勤務での復帰を行うことにしました。会社内の昇進にとってはマイナスの事柄。でも少し、違う道を歩んでみようと思ったのです。


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