単純に日記です

今の部屋は築古だけど日当たりと見晴らしがよくて、ずっと家にいるのでその恩恵を受けている。
朝起きて天気が良ければ布団か洗濯物をベランダに干して、仕事の息抜きにそれを取り込む。くもっていてもあんがい乾くから太陽はすごい。

たまに出勤すれば人と会うのは楽しいし、直接話せばすぐに解決できることもあり、やっぱり「直」はいいなと思う。
久しぶりの遠出が嬉しくて2~3駅ほど散歩しながら帰る。表通りはオフィス街でも、一本裏に入ると少し古めの高級マンションが多い。当時の流行だったのか、鱗仕上げの外壁やプライベート感満載のエントランスが新鮮でキョロキョロしてしまう。ところどころで井戸端会議的なものも開かれていて、きっとみんな越してきた人たちなのに「地元感」が漂っていてほのぼのする。

外出したらすかさず書店にも寄るようにしている。このごろ時間に余裕ができたので、また本をよく読むようになった。腰を据えて読みたいが故に何年も寝させてしまった小説、本当はもっとヒヨッコのころ読んでおきたかったビジネス書、立ち読みしていつか買おうと決めていたエッセイ。何冊も並行して読み進めることも、活字を追っていたのにいつの間にか午睡を貪ってしまうのも、なんとも言えない贅沢だなと思う。

今年は初めてらっきょうの甘酢漬けを仕込んだ。毎年スーパーでらっきょうを見かけるたびに気になっていたのに、梅を漬ける時期と重なるし今まで手が出ずにいた。疑問があったので母に電話をしたら、「塩もみか湯通しをしっかりしないと甘酢のなかで芽が伸びる」という衝撃的な忠告をされた。恐るべしらっきょうの生命力。
手間はかかっても作業自体は簡単だったので、おいしくできたら来年も漬けたい。食べられるのは3~4週間後。ピクルスや塩こうじを仕込むときにも感じるけれど、完成まで時間がかかる料理をつくるのは楽しい。

テレワークで「仕事」と「生活」がすごく近い距離になった。日々を営んでいる。いや、単純に今、私が暇なだけかもしれない…。
非日常が当たり前になりつつあり、もちろん足りないことが多いけれど、そんな日々の方がメンタルもフィジカルも健康的な生活を送れている違和感。以前の生活にはもう戻れないし戻りたくないし、戻しちゃいけないよなぁと思う。


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