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発声障害改善したよ コラムを書きます34【vol.164】

  できる限り簡略化します。けど複雑かもしれません。

 僕の声の出ない理由に、あごを上げて、左肩を下げて開いていたというのがあります。左手に向かって歌うと、音程とかも合って、上手くなった気がするというものです。

 話す時も、あごを上げて、舌を少し後ろに浮かせるようにすると、軟らかく声が出せる気がします。けれどこれは同時に、左肩を前に出さないようにしているかもしれません。

 これは25%以下に抑えた方が良いと思います。正しくはボールペンを取る時でも、自転車に乗る時でも、肩を閉じて、斜め前に動かして取るという動作があります。話す時もこの動作に合わせた方が良いでしょう。

 
 あごを上げる動作はサッカーのヘディングの動作です。これしか浮かばなかったので、身の周りから探してみて下さい。

 斜めに返します。右利きだったら、あごを上げて、右に口を開けて、左に返します。あくびの発声に近い所があるので、ここで声が出るか柔軟性は確かめてみて下さい。

 ここは発声の姿勢と良く似ているはずです。普段あごを上げているだけなのか、唇が上下左右合わさって声を出せているか。それに合わせ、たまたまあごは上がっているだけなのか、良く確かめてみて下さい。

 これについて書くと、5,000字とか超えてしまいます。本当は説明しなければいけないと思いますが、僕は専門家ではないので省きます。

 「1、 2」で右肩は後ろに引く。「3」で右肩は前に出ます。左に高く返したかったら、右肩はそれに応じて高くなります。この時肩は閉じた方が良いですが自由です。

 肩と平行ラインまで腕を持っていけば、一番自由に動きます。閉じることや、上げることもできます。これはあごの動きにもたぶん連動しています。ここで話すことが一番話しやすいと僕は思います。

 ここでの話し方は少し特殊です。「1」で右肩を下げて、口を横に開けても声が出ます。そして「3」ではおでこやボールに向かって話しかける時でも声が出ます。

 基本は唇の所と肩の閉じる動きで声は出ます。それを少し空間に声を出している感じです。ボールが5m飛んだら、それに合わせている感じなので、「ファミチキ下さい。」の時に少し視線を外して声が出せます。

 1個思い出したのですが、基本は口は縦に閉じていた方が良いです。けれど疲れてくると「ぜ~ ぜ~」言って、口は横にも開きます。その時は口は上の辺が長い台形を意識して、四角を意識します。下あごが固定されて上に上がっている感じですね。

 これは僕も意識していません。けど他の人を見ると、10%ぐらいはこの口の開け方を使っている人がいると思いますので、これは正しい使い方だと思います。

 何故これができるかというと、肩が自由に動き、あごも自由に動くからですね。この口の形で話すと、背中も四角い感じになって、上側に動かして話すイメージになります。両肩が上に上がるのだから、背中も上に上がるのは自然です。

 
 ここで吃音向けに3つ書きます。僕は鼻のてっぺんを意識して、口を縦に使うことで、腕が肩の高さで上手く使える感覚になりました。

 それは歌でも一緒で、鼻の上の所でビブラートをかける。もしくは高目の音を、1音上に外してみる。肩を内に閉じたまま、前に声を出すのは大事な気がします。

 次は声を出す高さの所です。僕は今喉を気にしている余裕はありません。それぐらい肩や背中の所が、前後、上下で崩れていたからです

 そして今は唇の所で声を作っています。音量さえも、下唇を上に上げ、あごを下に下げる動きでバランスを取っているからです。これはこの後書きます。

 最後は余談ですが、僕は子供の時に口笛が1年以上吹けませんでした。それは唇が下の位置でないとできないと知らなかったからです。逆にこれと同じように、唇を上げて、合わせていれば、筋肉的な練習にはなるかもしれません。

 
 また上手く書けなかったので、いつも通りにします。伝えたかったのは、苦手な声の出し方はどれなのか。また得意な声の出し方はどれなのか気になったからです。

 では残りは流れ良く書きます。まず10m聞こえる声の時は、鼻と口周りの力を取り除いた声の出し方です。応援団の声の出し方です。あごを上げ、お腹から声を出します。声はその向け先だったり、おでこだったり近くにはない感じだと思います。

 では普段は、口の周りで全て作ります。先ほど言った通り、今は喉を気にしていられません。唇を上げて、頂点が20度ぐらいの2等辺三角形を意識して、口を縦の所から前に閉じます。

 動きとしてはヘディングと同じなので、座布団を引いて、テニスボールで沢山やってみて下さい。

 この時にあごは基本下がります。その理由は自分で探してみて下さい。詳細は難しすぎてわかりません。

 上がっていた唇が声を出して、力が弱まるから。肩が前に閉じていくから、その力で下がる。ここで声の強弱を作るから、筋肉の重力で下がる。こんな所かと思います。

 あごが下がると、合っていた唇の下唇が下がり、次の準備にまた入ります。

 座っている姿勢で行きます。基本はあごが上がっている。ほぼ平行。下げている。この3つです。

 CMなどの話し方では、あごが上がっているように見えます。ただあれは、下唇が上がっているから、結果あごが上がっているだけです。そうでないとあごを下げる動きとのバランスで強弱が作れません。

 室内などの2mぐらいだったら、あごを上げただけで声は出るかもしれません。けれどそれ以上は、唇を上げ、2等辺三角形で内側に力を入れて、あごを下げる動きをします。

 あごを上げて、口を開け、舌を浮かすような動作からでも、この動作で声が出せてしまいます。それなら最初から、これで1回で声を出せた方が良いです。

 ではもう一度伝えます。口を縦に使う。(口笛が鳴らない)出来る限り下唇を上に前に上げる。唇は合わせる。肩は最初から閉じて良いと思います。「さ~ん」で動作しながらでも良いですが、フォロースルーでも声は出るはずです。

 そしてただあごを上げているかの違いは、前側を使うのもあります。後は舌を腹までしっかり付けることです。これがたぶん正しいです。これで声を出せば、肩が上に前に動くはずです。

 筋肉が戻るまでは、普段からこの姿勢でも良いのではないかと、個人的には思います。

 
 ではまとめと考察に入ります。少し時間を置いているので、長いかもしれません。

 まず腰に手を置いていた時は、肩の内側が、前の内側に入ります。これは体育座りでも、前屈でもそうです。(僕は今、意識的にこれを作ってます。)

 そして口笛のできない所で、下唇だけ高さを変えずに左右にスライドするのは良い気がしてきました。特に右利きだったら、右に動かしても平気です。逆に肩や下あごの高さが変わっていたら、基本的には間違っていると思います。(特に動画だと文字が反転してしまうので、そのケースかはわかりません。)

 口の開け方によっては、右の唇の近くの頬が使われていないかもしれません。後ろ側で使っているのは、理論的にはあり得る話だと思います。

 後はお辞儀みたいな姿勢から、背骨を猫背側に丸めて声を作っています。前屈でも、肩と背中の筋肉を上げて、声を斜め上に出すのは可能ですね。ヘディングで声を出す時も、お腹は無意識です。

 実際にはこれで声を出すことも多いと思います。けれど逆に、椅子に座って、あごを引いて、お腹から新聞を声を出して読む。これも必要な気がしました。口を口笛ぐらいの縦でも声が出ると思います。僕は横に開ける機会が多すぎたみたいなので、5mぐらい声が出るように、練習してみて下さい。

 鼻と口と肩の位置ですね。この辺りが前側を使えると、舌が腹までついた姿勢に勝手になります。つまり無意識に声が出るギリギリまで、舌は正しい所にいます。

 舌に力を入れれば、時代劇の「おおせのままに」みたいな硬い声を作れます。逆に柔らかい声を作りたいなら、公園で木や花に向かって、「ありがとー お疲れ様。」と話しかけたら良いと思います。たぶん舌の力を向かないと、優しい声は出ない気がします。

 声を作るのは楽器みたいな物ですね。姿勢も良くなって、舌も力を抜いて使う。口の形ができれば、喉も無意識です。

 後は強弱です。これは口を縦に使って、下唇から斜め真ん中に声を作る。または20度の2等辺三角形で、下あごから頬の筋肉を使って、下唇が上がる力を相殺して、バランスを取る。唇の所で話せれば、大抵の所は話せるはずだと思います。

 これを知ってても声が出ない人がいるのはわかります。なので過信はしないで1つの運動として捉えてみて下さい。

 ただ腕が肩の平行ラインで軽く使える。頬や背中も上側が使える。他には唇周りの筋肉は、前屈みたいなイメージで伸ばして使ってますでしょうか。直接話す必要はないですが、話す前の姿勢も少し柔らかく使えるかもしれません。

 では以上になります。もちろん真っ直ぐの姿勢もあります。けれど前側を使うことで、姿勢が整う所もあります。特に運動の姿勢などそうですね。

 これができるようになったら、前後左右幅広く使ってみて下さい。

 下唇の所で左右にスライドさせて声を出すのは、その高さで口笛をする延長みたいな物です。良い姿勢は保ったままやってみて下さい。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。


 
 

 

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