発声障害改善したよ コラムを書きます24【vol.154】
3日で帰って来ました。
まず前回吃音症向けに、スライドするように声を押すと書いてしまいましたが、たぶん頬がV字に上がっている時点でスライドすることはありません。
そして声を押すことは25%ぐらいで、それ以外は75%ぐらいでできます。なのでスポット側に意識して声を出すと、僕も書いてしまっているのですが、それは気にしないで下さい。
僕は難発の時は、喉で止まり、スポットや唇に意識が行く時もありました。前側で声を作る時もあります。なので声が止まった時は75%の声の出し方に戻るのも良いと思います。
この下から上に声を出すのはもう一度書きます。僕の声の出し方は、口の開いている隙間に声を出すというのに近かったみたいです。これだったら確かにそんなに力は要らないと思います。理解できるようになるまでやってみて下さい。
吃音向けに書くとちょっと書きづらくなるので、やっぱり発声障害向けに書きます。
朝の挨拶でも「おはようございます」を、1人に向けて唇から発声するよりも、全体の空間に向けて発声した方が、印象は良いです。こっちの75%の話し方の方が「何か心境の変化でもあった?」と聞いてもらえるぐらい明るくなります。これについて再度書きます。
基本的な使い分けはこの25%か75%かのどっちかです。だったら、使う回数も多いし、印象も良い方が良いです。
ではこの話し方をまた書きます。頬の筋肉が上がると、下唇は後ろ側に開きます。上の前歯が見える状態になります。それに対して、下あごはほぼ動かしません。できるのであればそのまま口の隙間で話します。
「あ~」「い~」「う~」「え~」「お~」でもそれぞれを言ったら、下唇を軟らかく閉じる練習をしましょう。自然に言葉が出たら、力を入れずに閉じる練習です。
これは何故かというと、下唇と舌の腹の動きが連動してます。「あ~」という音でも舌の腹は極限にまで上にいます。それは何故かと言うと、下から上に力を入れたまま話しているからです。「あ」という発音が口の上で作られているイメージだったのも、これで一致します。
だから舌のスポット側を意識するように言ってしまいましたが、それはあまり重要ではありません。重要なのは最初に舌の腹を意識して、V字に頬の筋肉を上げる動きです。
この時点で下あごがスライドすることはありません。そして話している最中も下から上に力が加わっていたら、横には行きません。
舌の腹に意識が行く。 →頬がV字に上がる。 →下唇が後ろ側に勝手に開く。 →下唇だけ下から上に閉じる動きになる。 →同時に舌の腹にも下から上に力が加わっているので、高い位置を取る。
この動きになります。だから口の隙間で話していて、下唇と舌の腹と頬の筋肉の3点は連動します。慣れていないうちは頬の筋肉も大変なのかと思っていましたが、この連動の角度ができていれば、そんなに動かさなくても大丈夫です。
スライドしてしまうというマイナスの動きがなければ、そこまで気を使うこともないです。
そしてただ音を出すだけなら、舌の腹は上げる必要はなさそうに見えます。だけど他と連動しているから、勝手に高くなります。できているか確かめてみて下さい。
この話し方では鼻の上にグッと力を入れる話し方ではありません。前側を使ってないからです。ただ高さ的には鼻の上ぐらいです。意識は舌の腹や、頬で良いと思います。閉じられていく下唇でも良いかもしれませんが、一度意識は後ろに持っていった方が良いでしょう。
前に似たようなことを伝えられたこともあったかもしれないですが、僕の文章は合っていることも間違っていることもあります。再度確信に変わったので伝えに来ました。
話している人は、口の隙間に話しているだけだと思います。だけどそれはさっきの3点に上に力を加えながら話しています。だから「あいうえ」は口の上側で作る音になっています。「お」だけ少しだけ下側です。だから子音がどの音であっても関係なく、同じ動きに近いです。
25%の前から話すのも、これにちょっとだけ唇の動きを加えただけでできるかもしれません。囁き声であったり、道で花に話しかける時であったり、最初は前側に話すというイメージは少ない方が良いかもしれません。
ではメインは書きましたが、軽く付け加えます。
僕が家では話せるのに、スマートTVに話せない時は、前側に声を出せれば話せるようになると思っていました。けれどこれは違うかもしれないということですね。意外と舌をアーチ状にしたのは良かったのかもしれません。
歌の時のように下あごを前に出すという動きも、普段はしないのかもしれません。どのように唇から話していたかはわかりませんが、年に数回しかカラオケに行かないという人は、そうなのかもしれません。詳細はちょっとわからないので、普段の動作を動画で探してみて下さい。
姿勢が関わっていたら、すぐ治るものでもありません。ただ僕であったら、足を組んでいる姿勢であったり、PCで文章を打ち込んでいる姿勢であったりしますが、詳細がわかれば、時間をかければ良くなるはずです。
例えばTVを見ながら口を半開きのまま話す。この時にオペラの所を意識して、頬の喉に近い骨の所をしっかりと外々に開いて話す。(僕は特に右側です) きっとこういった動きでもダメージなく正しく話せているのかもしれません。個人的には外側も上手く使えていれば、良い気はします。
やっぱり左45度のTVを見る時に、最初に言った話し方か、オペラのように外後ろを使うやり方が、少し崩れているのかもしれません。スライドさせないには、頬をVの字で使うか、後ろ側の外側を使えば良いのかもしれません。
僕も口の内側で話すのに気を使い過ぎたのかもしれません。まずは僕もここを使って筋肉を戻そうと思います。(確かにこっちに開ければ、頬は意識しなくても、下あごは後ろに開きます。)
今更なんですが、吃音だったらここで話す人も多いかもしれないですね。確かに正しい発声場所です。ただデメリットは、強い声になりがちです。もし普段ここを使っていたら、空間に声を出す方もやってみて下さい。
発声障害であるなら、声が戻るには時間がかかります。ただ下あごは、唇が軽く閉じる力だけでほとんど使ってなかったみたいです。そして前側で声を出すのも、意外と後でやれば良いのかもしれません。
ただ代わりに筋肉的には、色々な所を使っていたみたいなので、沢山の所を練習してみて下さい。やっぱりちょっとずつ治していくのが大事だと思います。
最初に頬を上げると書いたんですが、このオペラ側の、「下あごを後ろに開けてから、横に開ける」というのがあります。これで下から上に話せば、下唇と舌と頬の3点が自然に上がるかもしれません。だから最初の頬は上げないやり方もある気がします。
別々で書いていたんですが、スライドすることなく、横まで広く使い、下から上に話す。この方が自然に話しているやり方な気がしました。特にあごの所はこれで声が出やすくなっていくか、様子を見てみて下さい。
確かに頬を上げなくても、口の隙間から声を通して話せるような気がします。これで話せる人もいる気がするので、ちょっと探してみて下さい。
追加
下あごを前に出すやり方だと、本来の声の出し方と違うため、スライドするような声の出し方になってしまう。こう思っていたんですが、根本が違うのかもしれません。つまり声の出し方ではなく、上あごの回転という説もあります。
これでも声が出そうでしたら、いつの日か試してみて下さい。
おでこを前にして、下あごを下げる(後ろ側に上げる)と、頬が上げられる所まで口を開けられると思います。文中で言った通り、上に行けば行くほど、基本は真っ直ぐにしか開きません。舌の腹が横にぺた~っとなっていたら、その傾向になります。
ではこれを意識して、普段の姿勢でやってみましょう。これと同じように、上あごが高ければ高いほど、真っ直ぐ開く感覚があると思います。つまり意識的でも構いません。上に外に大きく開ければ、内に動かす癖があってもいつかはなくなります。(声の出し方はまた別なので、それはそれで練習して下さい。)
結局は負担さえかかってなければ大丈夫です。だから口を大きく開ければ良いというのも少しだけ違いますね。自分が話している時に、この動きでできているか、もう一度確認してみて下さい。基本的には、今までより口を大きく開けて話すことになると思います。様子を見ながら頑張ってみて下さい。
本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。
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