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発声障害改善したよ コラムを書きます2【vol.132】

 今日もコラムなので、短く楽しくをモットーに書きます。今回はまたメインは吃音症向けの記事です。

 まず皆さんはどのように声を出してますでしょうか。発声障害の人は喉が詰まる。肩甲骨の付け根で引っ張られて声が出ない。こんな意識の人が多いはずです。つまり多くの人は肩甲骨を使って話しているわけですね。まず使わないなんて言ってごめんなさい。

 僕は家で舌を上げて、はっきり言うような形で普段言っていました。それで良くなると思ったからです。ジムに行って筋肉量も通常と同じぐらい戻りました。

 けど何か違ったんですよね。外に開いた感じの左肩が内側に戻って来ません。つまり話すということは、肩を上に上げて、前に動かす動作である。それをやっていないから、姿勢も元に戻っていないということです。

 ちなみに日本語で話す時に舌の位置は重要です。けれど吃音で声が出ないということに関しては、舌の位置はそこまで重要ではないかもしれません。それはまた別の分類かもしれません。

 話すのに肩甲骨を使うとはどういうことかと言うと、「舌の腹を高く置いて、逆V字にすると、勝手に上あご沿いを滑って来ることです。」 つまり肩を高い所に置いて、前側に閉じながら声を出すことです。

 普段こんなに舌は上げません。けれどこれに近い動きで声を出せます。自分が肩甲骨を使わない声の出し方をしているか比べてみて下さい。

 これはみんな知っていると思っていたんですが、NOTEでもYOUTUBEでも言っている人が少ない以上知られてないのかもしれませんね。「STUTTER 」で検索してYOUTUBEで見てみて下さい。2時間ぐらい見ていれば、14日間くらいのセミナーの映像があるはずです。

 内容は室内でトレーニングして、外で知らない人に話しかけて、最後はみんなの前で話すことがメインです。その中で胸の肺や横隔膜の周りにゴムチューブで巻く。もしくは腰の上に、たしか親指を前にして手を置いて、話す映像があるはずです。

 僕はこれを話す動作を明確に再現した物だと思います。ただ話す時に肺周りは萎むから肩を閉じるという動作をやっただけかもしれません。閉じながら声を発するのか、先に閉じて息を通すのかはたぶん状況次第です。

 この動きはたぶん重要視されています。10日間で神経回路が置き換わったのかもしれません。普段になったらまた戻るというのも、動作として覚えてしまえば、当てはまらないかもしれません。1個だけ言いたいのは、「TOMORROW」の「T」を普段からあの場所で言っているから、身体的に言いやすいのかもしれません。

 僕のことは信じなくても、これで言えるようになる人もいることは信じて下さい。僕が言うより、実際に治った人から聞いた方が信頼性はあるでしょう。

 僕は何となくスキーの姿勢をイメージしました。肩が上で前に閉じている状態です。ただ前のめりだと頭から突っ込んでしまうし、肩もすぐ手をつけるように柔らかい方が良いです。バランスを見ると、背中も一度下がって、横に前に筋肉が閉じていく動きになるでしょう。そうしないと足で体重移動して曲がれない気がします。

 
 では次は普段の話し方です。

 店員さん「いらっしゃいませ。」 お客さん「セブンスター」

 店員さん「お支払いはいかがなさいますか」 お客さん「クレジットカードで」

 店員さんなら舌の位置を上げて話していると思います。けれどお客さんだったり普段はそうでもない気がしてきました。

 鼻腔を響かせたら鼻声になる気がします。そうなると普段は喉を鳴らして声をたぶん作ってました。言い訳すると、下唇の所で口を小さく開けているんですよね。そこで振動があるので、意識もそこにいます。なので喉には気付きませんでした。

 僕は話せなくなってからリップロールを覚えました。その場所から上唇だけ前に出します。そのできた隙間で音を振動させます。スポットであったり、下唇であったりします。でも基本的には口の隙間で振動させます。

 話すのはここで話す感覚です。1人の時にやってもらいたいと思います。ここで人と話すのは難しいのかもしれません。けれど上唇が前に出ている分、肩は前に閉じる動きになります。頬も内に閉じる動きになります。

 1人で振動を鳴らすだけなら閉じる動きは必要ありません。けれど人と話す上では、声は前に飛ばすので閉じる動きになります。肩甲骨を使い、肩も頬も閉じていく動きです。

 この話し方はどこかに書いてあったわけではありません。僕の個人の見解です。だけど他の人もこの話し方なんだろうなという推測はあります。上唇と下唇の間に空間を作って、そこで音を振動させている声の出し方です。

 これが根本にあって、口を大きく開けて話す。舌の位置を上げて、はっきり話す。これに繋がっていくと思います。吃音症の人がここで話しているのか、それともここでは声が出づらいのかはわかりません。

 僕が肩を閉じていく姿勢になる前は、たぶんリップロールの所で舌を上げて話す姿勢でした。これでもはっきりとしゃべれます。ただ唇で音を振動させようとしても、唇が合わさってしまうため、リップロールみたいになってしまいます。

 今は上唇を前に出して、合わさってない状態を作り、そこで音を振動させて声を出せます。まだ完璧には出ないですが、唇の所で音を振動させていたという記憶からすると、たぶんここで声を作っています。

 ここというのは肩が上で前の姿勢です。ただ肩甲骨が上がっていれば、話すという動作は姿勢が崩れないはずです。例え鼻声で話すとしても、唇の所で音を振動させることはできると思います。これが基本に合って、口を大きく開けてはっきり話しやすくなります。

 振動させると言っても、喉からの音を唇を狭くさせているだけです。けれどここで話すと肩甲骨の付け根の所も、スキーのような姿勢で話せているはずです。

(今回書いた肩甲骨の動きは、背骨を軸に肩甲骨の付け根から筋肉が前に閉じていく動きです。肩の筋肉の高さや動きは、話し方や発音によってその都度変わると思います。)

 まとめます。僕は上唇が前で振動を作って話していました。下唇が前だったり、上下が合わさっていたら、動き的にわかるはずです。そして発声障害の人も肩甲骨を使って話していたので、同じ動きだと思います。肩は前に外から内に閉じていき、頬も同じく前に外から内に閉じます。

 僕は吃音ではないですし、他の人、個人個人がどのように話しているかはわかりません。けれどスタッターのセミナーを見た時に、僕も同じように動かしていると思いました。

 僕の文章は気にしなくても、この動きは納得いくまで、気の済むまでやってみて下さい。

 読んで頂きまして、ありがとうございました。 

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