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発声障害改善したよ コラムを書きます8【vol.138】

 今日は吃音症向けに書きます。

 お題は自分が吃音だったらどうするかです。

 上手く吃音を出せるようになること。このような話を見ました。そして僕も、もしそうなったらそうします。

 100人に1人が吃音症だと聞きますが、僕はだったという過去形にしたらわかりやすいと思います。話していくうちにあまり出なくなったという事例は存在しそうだからです。

 僕は声を取り戻していくうちに、普通に話している人は、同じような話し方をしていると思いました。それについて書きます。

 まず普通に話せる人は2つの話し方をしています。1つは鼻腔共鳴側で1回で話すこと。もう一つは、オペラ側で声を作ってから、鼻腔共鳴に持っていくことです。

 マックの注文で「ん~と」「え~と」など話せる人でも25%ぐらいで使っていると思います。今度コーヒーでも飲みながら聞いてみて下さい。

 これは音声変化をしているはずです。注意深く聞いてみて下さい。オペラ側から始まり、2言目で鼻腔共鳴側で話しています。つまり下あご側で1回で話すことは少なそうです。

 鼻腔共鳴側は小さな声で話せます。発声障害の人が筋肉の緊張を少なくする時にするやり方です。ただ肩、つまり肩甲骨はちゃんと使って話した方が良いはずです。

 僕の感覚が間違いでなければ、小さい声ほど、上側で力を使います。鼻の上を内側に力を使ったり、肩の内側を内側に使う力が強くなります。たぶん間違ってないはずです。そして意外と難しいはずです。

 僕も普段は何だかんだ地声で話してしまいます。そうなると下側で話す時はオペラの所の割合が強くなるので、大きな声で話す時になります。力の割合を変えているので、大きな声の時は逆三角形側に固定して、声を通す感じになります。鼻の上に使っていた力は小さくなります。

 では1回で普通に話す時です。「ん~と」など入れない時ですね。オペラの所で声を鳴らしてから、0.2秒などかけて、鼻腔共鳴の所まで持っていってます。

 吃音の人が1回で声を作ろうとしているかはわかりません。ちなみに僕は作ろうとしていました。最初に予備動作があります。それは口を「イ」みたいにして、下あごの左右の骨の所に均等に力が加わる準備をすることです。

 僕が謎に伝えていた所ですが、今考えると間違ってなかったみたいです。スポットから1回で話す時。そしてこれをして、舌の腹側から話す時がありそうです。

 肩甲骨を上げて行くうちに、指の第1と第2関節ぐらいに力が入る感覚がありました。その時は何故下に力が加わるのかはわかりませんでしたが、1度下あごに準備して、オペラの所で声を鳴らす前に、この動きをしていたみたいです。

 なので、下あごの準備をする。オペラで鳴らす。喉は無意識で使わない。0.2秒後に音声変化させて、鼻腔共鳴に持っていく。この動きになります。だから話せる人も下あごの所でちょっとだけ話しています。地声なのでそうなります。

 そうなると、ここのオペラの所でどれだけ吃音を出して練習できるかが、大事になって来ます。1年、3年、5年経っても、もしかしたら症状は変わらないかもしれません。そうなると、話し方でどれだけ変えられるかが大事です。

 とりあえず僕は話している人は、この動きをしているし、このように思いました。

 では最初の音を変えることです。それは机に指を置き、話します。下に力を入れている所が最初の音で、そこから肩甲骨が上がってくると、音も上がって来ます。

 3秒や5秒かけても大丈夫です。大事なのは、1つの音でも、鼻腔共鳴の所とその前の2つあることです。そして最初の音は一瞬ぐらいです。だから肩甲骨が上がるまでは、音としては伸ばせるようでしたら伸ばしてみて下さい。

 普通に最初の音で、机から立ち上がって話した方が、何となくわかってもらえると思います。肩甲骨が上がるまでは、オペラの所でずっと音を鳴らしている形で、上がったら鼻腔共鳴で話す感じです。

 他に試して欲しいのは、2点です。1つは英語と、もう1つはモノマネです。

 モノマネは配信者のえるさんです。自動精算機のモノマネとか上手い方ですね。配信している人は基本的に、鼻腔共鳴側を上手く使っている気がします。

 相手の声に寄せるのは限度があるので、自分の声を活かしたまま、どれだけ似せることができるか。このように思わせてくれます。ぜひマネしてみて下さい。

 では英語です。これは本当は沢山書きたかったです。英語は難しくありません。もし1分間の朝の習慣の文章を50個言えるようになれば、オンラインレッスンの100時間を超えます。

 暗記しなくても50分話せれば、充分ですね。いくら知っている文章を書いても、あまり使ってない文章はあまり作れません。真面目に取り組めば、たぶん1ヶ月でできます。

 伝えたかったことは、英語はえるさんのように周波数を変えています。発音はある意味いつでも変えることができるので、後回しでも良いです。

 では何を気にして話すかというと、相手の周波数に合わせて話すことです。耳で聞いた物をそのまま口にする作業ですね。これだけです。(日本語に訳す必要はありません)

 これをやるともう一個学べるのがありまして、英語には強い音と弱い音があります。

 つまり「イスコーヒー」では変に聞こえても「(ア) イスコーヒー」という弱い音を出せる習慣が身に付きます。その時に僕が言っていたことが本当だったか確かめてみて下さい。

 僕だったら、話し方を最初に沢山練習します。肩甲骨を上げる前の声。鼻腔共鳴の小さな声。音声変化させる前の声。1年後に何かしら変わったと思いたいものです。

 カラオケのDAMトモの録音機能みたいに、意外とちょっとした変化でも、変わったことがあるとわかると嬉しいかもしれません。できなかったことができるようになると嬉しいというのも、僕の好きな言葉です。

 読んで頂きまして、ありがとうございました。

 次回は発声障害向けに書きます。

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