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発声障害改善したよ コラムを書きます21【vol.151】

 ちょっと書きに来ました。

 前回の声の出し方を①とします。

 鼻で息をすると、舌の腹が上に前に行きます。もしくは上あご自体がそっちの方向に行きます。これは両方の感覚ができた方が良いでしょう。

 舌の先は書かなかったのですが、鼻の方向に行きます。なので一回下がって、上に行きます。イメージで言うと、毎回「さ」か「た」の所に舌先を置く感じです。(鼻の近くなのでそこまでは下がりません)

 「な~」でも「あ~」でも舌先は一度下がって、上に行ってから発声します。基本的にはどの音でも同じ動きをしてから声を出すことになります。

 ストローで声を出す時でも、舌が吸盤化したままより、舌の腹と舌の先が少し動いてからの方が声が出しやすいはずです。ただそれを鼻で息をするのだから、鼻の方向に動かしただけです。

 僕はこの動きは良くできていると思います。あごの回転もただ真っ直ぐ動かしているだけです。あごの関節から下の所が、真っ直ぐ動いているか観察してみて下さい。

 そしてあごの先の所も、ベクトルは上に行きます。つまり筋肉的な負担も少ないです。舌の回転が縦に動きます。そして真っ直ぐ前に動くだけです。つまりあごの回転も、縦に真っ直ぐ動いて声を出しているだけです。

 発声障害であったら色々な動きを試すと思います。ただ3ヵ月ぐらいこれをやって、良くわからないけど良い方向に行ったのであれば、後は例えば1年など長い時間をかけてゆっくり治したら良いはずです。

 声がねじれるのは、縦だけではなく横だけでもなくて、両方が混じっている感じだと思うんですよね。筋肉が弱って出ないというのでなければ、縦に真っ直ぐ動かして、舌の位置も上あご側の高い位置を取れば、動きとしては元の動きになるはずです。

  
 たぶん急にやっても良くならない感じだと思います。では徐々に動かして3ヵ月経ったとします。

 普段声を出している時は、スポットの高さでリップロールをしているような物だと思います。(状況によります) 唇の高さ的にリップロールはできません。けれど舌が上にあって、下あごも上にあって、舌を動かす隙間が少ない。その動きに近いです。

 基本的に下唇が上にあって口が閉じられている時は、舌は上にいます。サッカー選手がドリブルしている時は、無呼吸みたいな感じです。

 もしくはプールの時も一緒です。1人で積み木のジェンガをやっている時も、危ない時は呼吸を止めていると思います。

 無呼吸で呼吸を止めている時は、1回ですぐ声を出す感じです。何の準備もなしに声を出します。けれど実際の生活では、そこまで多くはこの声の出し方でない気がします。

 伝えたかったのは、このやり方でも声を出していたし、姿勢もこれに近い状態で声を出すこともあったということです。舌が離れると同時に声が出る感じかと思います。

 ①の声の出し方をしていたら、下あごは上に行きますね。無呼吸みたいな感じで口が閉じ気味だと、舌は上にいる傾向になります。それぐらい動かす空間が少ない方が、声は出しやすいかもしれません。

 これを②としまして、姿勢としてはこの姿勢で話していたと思います。1回で声を出せる姿勢でありながら、普段は①で声を出していたということです。(ほとんど呼吸は止めません)

 これを使っていくと、下唇が閉じた話し方に近づきます。鼻の中心と、上唇と下唇の真ん中を結んだような話し方です。あごの回転が真っ直ぐでないと、意外とここも真っ直ぐでないかもしれません。

 平泳ぎの時は、口をそこまで大きく開けずに、口を横に使い、頬の筋肉を最大限に使って泳いでいたと思います。つまり口を発音の形にして、呼気を通すというのとは違う形です。

 これでやると頬の筋肉をあまり使ってないことに気付きました。口を閉じ気味に、頬の筋肉を使って声を出すと、意外とリップロールに近い印象になります。

 舌が上にあって、鼻と唇の中心を結ぶとこれでも声を出せます。呼気を通すというよりも、水の中でしっかりと空気を送るみたいな感じです。声がねじれなければ良いので、この辺も見てみて下さい。

 
 では考察に行きます。

 声がねじれるということは、そのように筋肉が動いているかもしれません。そうなると②の所みたいな話し方ではないかもしれません。

 ①の動かし方で、良くわからないけど自然に治ったら良いです。あごの回転で真っ直ぐ前に出す。そうすると、下あごも上に行く動きを取り戻す。唇の真ん中を使えるようになる。無呼吸で1回で声を出していた姿勢にまで戻る。そんな流れかと思います。

 最近は腰に手を置いて話したり、右15度に足の置場があって、そこに無意識に足を置いて話していたりします。治るのはとてもゆっくりです。

 僕と同じ原因が存在するなら、右後ろの高い所を使ってないのもあるかもしれません。左側は前も後ろもカバーしてます。ただ右側は前側しか使えてない感じです。

 スマホを持った時に、左前に置いてしまうので、意外とあり得るのかもしれません。

 そうなると、テニスボールのボレーではなく、高いボールを打つ姿勢が大事かもしれません。右腕を上に横に高く置けば、たぶん口の開け方もそれに連動します。ボールを打った後は前に重心が乗るので、打つまでの姿勢をしっかりとイメージしてみて下さい。

 この時点で口は、右に5度以上横に開けています。発音ではなく、動きの中で、唇をしっかり使えていなかった気がします。筋肉が硬い所がどこかというと、僕はここかもしれません。

 伸ばせば良いとか、運動をすれば良いというのとは確かに違う気がします。周りと連動するまで、ゆっくりと柔らかく様子を見てあげて下さい。

 とりあえず最初は①の姿勢が大事かと思います。そしてちょっとずつでも声が良くなるか、筋肉的に元の状態に近づくことが大事です。

 ねじれにより筋肉が硬くなったら、たぶん声の出し方も変えているし、腰や背中も硬くなっているからです。いきなり良くなるものでもないのは、自分でもわかっていると思います。

 自分の声の出し方を覚えているのに、時間がかかるのは不思議な気もしますが、原因さえわかれば、後は自分の声を取り戻していくだけです。

 余談なんですが、鼻で息を吸って、「T」や「S」の英語の子音に、先に息を吐いて、音を乗せるのもたまには良いかもしれません。意外と筋肉が硬かったり、発見がある気がします。

 同様にトッポの姿勢など、以前声が出なかった所も、余裕が出てきたらまた筋肉を軟らかくしてみて下さい。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。


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