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発声障害改善したよ コラムを書きます9【vol.139】

 では発声障害に向けて書きます。

 僕は発声障害という言葉を検索してみました。症例が少なすぎて、みんなどんな感じで声が出ないのかわかりません。

 1つだけ思ったのは口をスライドさせるようにして開けていることです。話せていた時は、下あごを左右均等に使っていたため、こうはなりません。下あごの先のベクトルが上に向いているため、均等に力が加わります。

 後は口の開け方も合っているようで、間違っているようで良くわからない感じだと思います。普通に話している人と同じように見えて、やはりどこか違うように見える開け方です。

 とりあえず話し方はみんな一緒だという仮定で伝えます。

 歌の時と話す時の違いで、悪い面で3点あります。どちらかの肩が前に出て、あごの関節も前に出ていること。強くしゃくる姿勢だと、下あごで声を出す上に、腰の下を使う姿勢になること。マイクに吹く声なので、下あごを扇状に広げていく声の出し方とは違うことです。

 とりあえずこれに当てはまって声が出なくなったかは、自分に聞いてみて下さい。

 右から左に下あごをスライドさせると、右あごの所を低く使い、左肩が下がる。たぶんこうなります。逆側はちょっとわかりませんが、下あごを上に使えば大体一緒になると思います。

 ここから肩甲骨の付け根で声が引っかかると良く聞きます。つまり腰の上側を使っての声がどう頑張っても出ません。そうなると上あご側の声ではなく、下あご側で声を作ることになります。

 反り腰なども関係するかもしれませんが、肩甲骨を上げても下げても、声は出なかったりします。出るのは裏声に近いほぼ力を使わない声です。

 理由がわかっているのであれば、この道筋を辿っていけば、上あご側の声にまた辿り着くかもしれません。

 
 なので僕と同じであれば、①喉の筋肉が戻りねじれなくなる。②あごの回転が戻り、左右均等に使えているが、謎の引っかかり方をする。良くわからないけど、声が出る時と出ない時がある。③背中や腰で強い声だと声が引っかかる。弱い声や家だと話せる。

 この流れになります。根本が違うのはわかります。ただ話し方という面では、予想では一緒です。

 では弱い声の出し方からです。これは皆さんがやっている動作と一緒です。ただ力だけ抜いて、肩甲骨も下げて、腰の使う所も意識していないと、良くなったという話の方が少ないでしょう。

 強い声だとオペラ側が強くなります。つまりスタート地点はこの腰の下側を使っている所から始まります。そしてここが治るのは一番最後であり、普段ここを使って話しているのかもしれません。肩甲骨の付け根が硬かった時点で、理屈では通る話だと思います。

 
 1 弱い声、筋肉をあまり使わないで話すやり方

 普通の声で、筋肉も最大限に使って大丈夫なんですが、小さい声を出す場所ということです。これは気を付けのまま、前に倒れているような印象を受ける頬を上げている姿勢です。(前に伝えました。)

 ここから「い」に近い口を作り、そのまま下あごを上に上げます。この時点で左右均等になっているはずです。

 たぶんここから違和感があって、崩れていると思うのですが、これで話していたはずです。B'Zを口を大きく開けて歌うと、口は上に横に開くはずです。まずここの柔軟性を取り戻しましょう。

 今現在の舌の腹を上げている姿勢自体、反り腰が入って違った物かも知れません。このように後で思うかもしれません。腰の上を上げたまま、少し前に倒しても大丈夫です。慣れて来たら、この姿勢でこの口の開け方のまま、気を付けができるようになります。その時に今までの姿勢が合っていたか、比べてみて下さい。

 ちなみに姿勢を前に倒しても、自転車のレーサーの姿勢が崩れない推測をします。それは肩甲骨が上がっていること。下あごのベクトルが上を向いているため、歪まないし、補助もしていること。普段の姿勢がちゃんとできていることです。

 だから腰の上側が上がって、前に倒している姿勢は、話せなかった姿勢よりむしろ正しい姿勢だと思います。

 ちょっとまとめやすかったので使いましたが、実際に弱い声を出すやり方があるわけではありません。小さい声の方が腰の上側を使います。そして大きい声の方がオペラ側が多くなり、腰の下の比重が増えます。

 前回伝えた通り、鼻の上側に沢山筋肉を使い、弱い声は使います。そうすると、腰の上側の筋肉を沢山使うはずです。まずは腰の上側を使えるようになりましょう。

 そうなると舌のスポット側が小さい声で、腹側が大きい声になります。詳細はわかりませんが、僕はこれでやっていきました。

 なのでこれが今回のまとめの部分です。弱い声なので、僕は舌のスポットの近く、大体「さ」の発音の近くです。僕はここで声を出して来ました。前に倒れているイメージなので、舌先の力は沢山使って下さい。

 ここで奥歯で噛むようなイメージですね。そうなると、下あごは外に上に逃げていくような動きになりますし、それが1つの正しい動きです。

 それと同時に左右対称の動きなので、左のあごの力はどこに向かっているでしょうか。上あご側は外に逃げてはいけません。ここで外側に開けていた可能性はありますが、内側に向かう力になります。

 矛盾してますが、筋肉は沢山使って大丈夫です。弱い声を出す時は、スポットの近くで、上に内側にかかる力になります。

 これを右あごは高く、左あごは外に向かないようにして下さい。つまり、左右対称の動きになります。(右あごが高く使えていないと、左側も高く使えない。そうなると、左肩が下がり、左の腰も下がっている。この状態かもしれません。)

 次回にもう一度同じような話と、あごの回転について話します。

 最終的には上あご側で1回で話すことになるので、この話し方の方が大事です。「か」や「た」が出づらいのは、ここが原因かもしれないと伝えても、発声障害の方なら信じてもらえると思います。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。

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