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発声障害改善したよ コラムを書きます42【vol.172】

 今日は発声障害は筋肉の緊張なので、声を出すには姿勢が大事だと言う話です。

 聞いたことはあるかもしれませんが、声の出し方は教えてはいけないという風潮もあるので、聞いたことはないかもしれません。

 僕は扉を開ける動作ができてなかったようです。でび様が使っている言葉ですね。

 デパートの扉であったら、肘は内側と下側に動かせば簡単に開きます。では石の重い扉だったらどう開けるかです。

 両方の掌で三角形を意識して開けるとします。その時は肘は横に上に上がっていきます。話す時もこれと一緒です。

 話す時の動作はこれだけではないです。けれど僕は、声を出すのは自然体で話していれば、良くなると前は思っていました。それである程度は良くなります。

 今は姿勢を意識して、前側を使ったり、動作と同じように力を使うことが大事だと思っています。

 石の扉の話に戻ります。背中の肩甲骨の所がありますね。基本的にここは上に上がっていきます。何となくスポットの所で噛むぐらいのイメージで良いと思います。つまり口の上側が勝手に使われる動きになります。

 この動きに近い形で話すことはいくらでもあります。むしろ有名な配信者であれば、2時間でも3時間でもずっとハキハキしゃべっていられますね。普段の姿勢からこの動きと言っても、たぶん言い過ぎではない気がします。

 そうなると普通に話す人の感覚からすると、スポットまで下唇を閉じるのは大変だから、途中の場所で話してしまおう。これぐらいかもしれません。

 もしくは押しても動かなくて、

 「だ~~ もう動かない~~~」

 これで最初力を入れて、力を入れない所で話している感じかもしれません。力は抜きながらですが、肩甲骨は上がる。足は下がる。おでこは前に出る。この動きで良いのかもしれません。

 これだったら、ハキハキした所から外した所で声が出せます。良く前重心だと、力が入ってしまい、声を出す時の力の抜き方がわからないと聞きます。それは普段やっているこの動きが、話す時にはできていないからかもしれません。

 ここで言えることは、むしろ話す前に力が入っていて、話す時には力が入っていない感じです。2つともそうです。声出ないかもで力は入りません。その時に肩甲骨を下げる動きをしていたら、その動きは違う動きかも知れません。

 上下で言う下げる動きはしていないような気がします。その方が体も動いているようで、あまり動いていない感覚になるはずです。

 前重心の時点で、声が出ないのを隠すというのはできないかもしれません。僕は足にかかる力加減から、前とは違った気がします。むしろ姿勢なので、人と直接話す必要はないと思います。ゆっくりと練習してみて下さい。

 
 では一度休憩です。僕は普通の日常生活ではこれをできていなかったようです。スポットを意識してなくて、上唇の動きも実は硬かったかもしれません。

 カラオケの店員さんで、たまに喉声で接客されている方がいます。こっちは普通に話せないのだから、普通に話せば良いのにと何故か気になります。(たぶん普通に話せる方です。) 
 
 僕は自然体で話すとやっていた時は、口の真ん中とその下側で話すという所が中々治りませんでした。全部口の真ん中より上側で話すぐらいのイメージで、今はできる限りやっています。

 この姿勢ができるまで、口を閉じ気味で話すこと。喉声で普通に話すこと。これができませんでした。声が出る出ない以前に、今は姿勢も大事だと思っています。


 では次は、口の真ん中より上側で話すことについて軽く書きます。

 まず舌の位置は、固定していなくても、1~5本のレーンにいるぐらいな感じかもしれません。ただ常に上あご側にいる感じだと思います。

 たぶん話せる人は、舌は常に上側にあります。それは話している時も話していない時もです。(もちろん動かしている時もあります。)

 僕はこれが崩れていたようです。これは細かく言うと、足の踏み込み方から違うのかもしれません。または左右の肩の動かし方のバランスかもしれません。できている時とできていない時があるなら、それを知っておくことは悪くないと思います。

 次はスポットの所の動きです。ここまで下唇が閉じるということは、背中の所から、前に上に使われるということになります。

 ここが下がっていて良いことはないので、意識して使っていきましょう。

 
 ではその背中の所をまとめて書きます。

 壁を背に立った時に、背中の肩甲骨の所が付くと思います。ここは基本下げて使ってなかったみたいです。

 ここは口の所でどこを使っているかと連動しているかもしれません。それぐらい大事な所です。

 上側を使えている人は、ソファで電話していても、その背中の所で止まります。

 「はい。明日お待ちしてます。」で電話をしたり、仕事終わりのコーラを飲んでいる時でもです。普段の姿勢がそこよりも上にあるから、寄っかかった時にそこで止まります。ある意味ここで話していたら、口の真ん中で話しているかもしれません。

 そしてもう一回電話かかってきた時は、あれ何だろうと言いながら、

 「明日は10時開店です。お待ちしてます。」で少し前重心で、その背中もさっきより上に上げた所で話していたりします。

 椅子に座って電話している時も同じですね。どっちの姿勢でもその肩甲骨の場所より下げていた時は、あまりないと思います。たぶん感覚を掴むか、周りを見たら何となくわかってもらえるはずです。

 (比較的ハッキリしゃべる時なので、これをやった方が良いとかではありません)

 たぶんできるようになるには、片足立ちで姿勢を高く保つ動きなど、準備運動が必要だと思います。

 
 まとめます。配信でもしっかり聞こえる人は、マイクを両手で掴むぐらいのイメージで体を使っていると言ってもたぶん大袈裟ではないです。眼にも足にも、たぶん思っている以上に力を入れて話しています。

 映像が見えるラジオでも良いのですが、どれぐらい筋肉を使っているかは気にしてみて下さい。

 意外と舌を支点に肩を上げているのかもしれません。たぶん意識はそこにはないと思いますが、それでも悪くないと思います。

 声を出すのは意外と疲れるので、声は出さなくても大丈夫です。姿勢だけ整える時があっても、良いはずです。

 口の上半分で話す感覚。そしてスポット側の支点だけで話せるのであれば、舌と足と背中で連動して声を出せれば、何か見つかるかもしれません。

 伝え忘れたのですが、背中は背筋やサッカーのヘディングのように後ろに下げるのは良いです。ただ片方だけを下側に下げるのは、あまり良くないと思います。

 姿勢さえわかれば、人のいない所で、大きな声を出す練習をしても良いかもしれませんね。ふとそんな気がしました。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。



 

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