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発声障害改善したよ コラムを書きます12【vol.142】

 今日もよろしくお願いします。

 声を出す時に、正面を向いている時。左90度、右90度を向いている時。この時に微妙に口の開け方が違うことに気付きました。今回のテーマは目に力を入れて話すことが多いです。こうすれば姿勢はあまり崩れないはずです。

 声を出す時に ①目で物を追っている時。②上側の口をしっかり開けている時。③舌の腹の所で話している時。これがたぶんメインであります。

 運動している時など、言われてみれば①の時は姿勢がしっかりしているので、話せる感覚もあると思います。①は普通に生活していれば、使わざるを得ない感じだと思います。

 ②は海外ドラマを見ていると、意外と発音は口の下で作っているのに、唇の上側。つまり口の上側はしっかりと開けて話している気がしました。

 歌のしゃくりはやりづらいのに、こぶしはできるみたいなのを考えると、③よりも①と②をメインにやっていった方が姿勢的にも良いかもしれません。

 僕の実体験からすると、左手でスマホを持って、肩の平行ラインより下で持ってしゃべるのが③に近いため一番難しい気がします。今は椅子に座っているよりも立って話している方が話しやすいです。それは椅子に座っている時の方が③に近いからかもしれません。けど座って話している時の方が声が出やすいと思っていたのは、ただ姿勢が崩れにくかったのもあると思います。

 元の姿勢になれば話しやすいというのであれば、口を横に使う時もあります。そして①で目でしっかりと物を見て話す時。②でしっかりと話す時。③で話す時。これがあれば舌の腹も微妙に場所を変えていたりするし、肩も軽く上下に動かして話すぐらいの感覚だったと思います。

 
 では人の前で話すとはどんな感じかを伝えます。まずその前に「家で一人でいる時と、人の前で話す時は同じだからそのまま軽い感じで話せば良いよ。」と言われたら僕はそれは怪しんだ方が良いと思います。もしかしたら姿勢など全く崩れてなければ同じ感じかもしれません。

 例えばですが、配信のミュート切り忘れで、「今日の晩御飯何かな~」ぐらいのテンションと、普段の配信では声の感じが違うと思います。僕も話せなかった時は、ずっと話しているから軽い感じで話しているんだろうなと思っていました。けどたぶんコンビニの店員ぐらいのイメージでずっと話していると思います。

 携帯の録音のスイッチを入れた瞬間に話しづらくなったり、電話の保留の時は軽い感じで話せるなど色々とあると思います。音読が話しづらいのも、目でしっかりと文章を追って声を出すというのもあるのかもしれません。むしろこれで声の感じが変わるのがおそらく普通だと思います。

 僕もYoutubeの音声検索では何故か声が出しづらく、舌をアーチ状に使った方が良いような感覚になりました。その時に全部わかっていれば、話す時はちょっとだけ舌に力を入れるような感じになります。そして①と一緒にその時に練習できていたかもしれません。

 では話す時の感覚です。それはテニスボールでも麻雀牌でも何でも良いんですが、手から離れる重力が下に下がった時に話す感覚です。「よいしょ」という言葉があったら、小さい「よ」までちょっと舌に普段より力が入っている感じです。(話し始めは上に上がる時です。)

 実際に投げてみればわかると思います。つまり肩の平行ラインより下でスマホで話す時も、通話中でなければそんなに力は要りません。ただ話す時は投げる動作と同じように、たぶん少しだけ舌に力が要ります。

 だから①の物を見ながら話すという動作も一緒に入れてみて下さい。どれだけ力を抜いても、最低限の物を投げる動作以下には、たぶん基本的には力の加減はできないと思います。その中で弱く投げる時。強く投げる時。この時は話す時に使う筋肉の量を調整できるはずです。

 目でしっかりと見て、持っている物の重力が下を向くまで、舌には上の力が入っています。話す時はたぶんこれに近いと思います。

 だからもし「な」という音が出せる音でも、③ではなく、②の口の上側をしっかりと開けて声を出す。僕はこんな感じになりました。そうなると①②を最初に整えるのが大事になってきます。

 
 僕は声が出ない時は、1日のほとんどを、どうやったら声が出るんだろうと考えてました。けれど練習していたのは、一人の時に出す声が多かったです。

 そう考えると音読をするにしても、録音したり、壁にボールを当てながらやった方が効率は良いかもしれません。(両方できたら良いとは思います。) 
 
 できるのであれば、肩のラインより上で投げたり、マイクの場所を上に変えたり、左右に変えた方が良さそうです。理論からすると頑丈な椅子に座って、釣りをしている姿勢が声が出やすいことになります。実際にやらなくても、目で物を追って話していれば、たぶん姿勢は元の姿勢に近づくと思います。

 せっかく麻雀牌の話をしたので、もう一度伝えます。伝えたかったのは、声を出す力と牌を置く力を同じにして話してみようということです。公開する必要はないので、録音して試してみて下さい。

 右に回転して置く。左に回転させる。もしくは肘の角度を90度など少し変えて、リーチモーションをしてみる。これだけでも色々とわかると思います。①の目に力を入れて話せる所まで、姿勢を戻してみて下さい。

 
 もし姿勢が崩れて声が出なくなったのであれば、①②③を使いこなせるだけで姿勢は少し良くなると思います。

 僕は右側が引っ張られてるような状態だったと思いますが、手を真横にして腕立ての姿勢をしても、口は今までよりも横に広く、そして上に高く開けられるような感覚です。

 右側にビブラートをかける姿勢を取ることはほぼなかったのですが、左の腰も内に力が入り、高い位置を取れるような感じになりました。むしろ左の足も、外側に向けて体重をかける癖がまだあったのかなという感じもします。

 この2つはまた別々の原因でもあるので、肩の角度を変えて動作をしてみる。腰をしっかりと高い位置を取ってあげる。それに加えて、目で物を追いながら話す練習をして、姿勢を元に戻してあげる。

 話していた時には自然とこういった姿勢を取れていたと思います。そして座って話していても、②と③の境目はほぼない状態に近かったかもしれません。縦にも横にも良くなれば、後は柔軟性を持って色々と動かしていけば良いと思います。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。 

 

 

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