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発声障害改善したよ コラムを書きます10【vol.140】

 では前回の続きです。

 先に言っておくと僕の伝えている所は間違っているかもしれません。それほど良くわからない動きをしているし、内と外の違う方に力を入れる時もあるかもしれません。

 まず僕は肩甲骨を上げる動作と、反り腰気味なのを治すのに、1ヶ月ほどかけてからここに臨んでます。たぶん1ヶ月ほどかければ、良くなっているのか変わっていないのかわかると思います。時間が多少かかっても、原因をわかっていくことが大事です。

 まず最初に治っていく方向を教えます。僕は手をパーにして開いた姿勢で、口の開け方を固定して、そこに呼気を通すような姿勢に今は近づいています。机に掌の甲を置いて話すイメージだとわかりやすいと思います。

 あごの関節の後ろが、外に開き上に上がっている感じですね。あごの関節自体も少し外に開いている感じです。そして舌はスポット寄りより、少し「た」の発音辺りで話してます。舌の腹で話すのは、最後の方みたいなので、あまりやらなくて良かったみたいですね。舌先より、少しだけ舌の腹側で話しています。

 たぶん話していた時はこれに近い姿勢で話していたはずです。口の開け方もこっちであるはずです。そしてこれができていないとは言いません。ただ前回の前に傾く姿勢より腰の下側を使っているため、最初からは声が出ないと思います。

 どちらかの肩(主に右側)が前に出ているため、そこから治すのはたぶん少し前に倒れている姿勢から治すのがちょうど良いと思います。たぶん肩を開いて、口も上に横にしっかり開けてますという姿勢ではないことが多いでしょう。

 ではわかりやすく区切ります。

 2 口の開け方 あごの回転

 まず「い」の口のまま上に上げると肩甲骨が上がります。この癖を取り戻しましょう。ちなみにおでこを前にすると、下あごは後ろに下がります。下唇は普段しっかりと使うとして、下唇も一緒に後ろに下げて「い」を言ってもらって大丈夫です。

 「い」の口。下あごを上に上げる。肩甲骨と肩の関節の所が上がる。ここをまずは覚えます。そうすると、この肩の場所にすれば、毎回この口の開け方ができるようになります。

 簡単に言うとここはもう体で覚えます。話す=肩の位置をここにして、口を開けるということになります。ちなみに今は肩が内側で前なので、舌が「さ」の発音側で、小さい声を言うのに適した体勢になっていると思います。

 これを上側に外側に開けられるようにしていくだけです。頬をどれだけ上げられるかということに比例します。肩の関節の位置が開き、段々気を付けの姿勢に近づきます。もう一度言いますが、この口の開け方で話していたと思います。

 なので流れとしてはここが基本で、後は徐々に整えていくだけです。

 口がスライドするということは、どっちかの肩とあごの関節が前で使うことがあるということだと思います。つまり左側もそれに合わせて、高く内側に使えれば、左右対称で歪みない姿勢になります。

 腰の上側を前に使う。舌もスポットの近くで使ってあげる。肩も前側で使う。そして口の開け方もこれに合わせ正しく使ってあげる。これで正しい形で話していることになります。

 何度も同じ話になってしまってますね。これで上手く行けば、声のねじれがなくなり、高い所で使う「か」や「た」に影響します。

 詳細を言うと、下あごは高く横に広く使って開けます。肩は後で外に開いていきますが、この姿勢だと内側からの練習になります。鼻の上側に内側に力を入れて話す練習になるので、気長にやってみて下さい。理論としては左から内側が硬いはずです。

 これと同じなら、右のあごの関節の上は高く真っ直ぐ取ることになります。あごが外れないようには気を付けて下さい。ただ浮かすような感覚は間違ってなかったかもしれません。右側は自然に内側に力が取れていると思います。

 左のあごの関節はこれに合わせ、高く前に取る感じかもしれません。左の腰が下がっていたら、このように思うと思います。左右対称ではなく外に使っていたら、高く内側に。そして前側を意識して使うことになります。

 また繰り返してしまいました。根本的な所がわかれば、後は時間が解決してくれます。

 腰は話す時は使わなくて大丈夫です。たぶんこれはあまり使わなくても話せるやり方です。ただ硬かったら、勝手に伸びて使われて、徐々に柔らかくなると思います。

 
 3 下あごの使い方

 下あごの先のベクトルは多くの場合、上になります。下あごが扇状に上に横に広がります。肩の関節の所は開いていく動かし方になっていきます。

 声を出すということは基本的にこの動きです。だから必然と左右対称になります。鼻から糸で吊るされてるイメージになります。そして、それを軽くするには上側に力が行きます。

 ぼそぼそと息を吐く時も基本的にはこっちを使った方が良いでしょう。その時でも使えるはずです。下あごを扇状に力としても昇っていく感じです。なので筋肉の動きもこの動きです。

 「い」の口のまま下あごを上に動かしたまま声を出して、この動きを思い出してみて下さい。たぶんこれをメインで話していたはずです。

 喉のねじれは治っても、ここの動きが硬くて声が止まる所に次はなります。見た所のイメージだと、この口の開け方の話し方は難しいからです。難しいけど、誰もがこれで話していたはずです。

 あごをスライドして使っていたら、下あごの先を真ん中に置いて、左右均等に力を使って下さい。ちょっと説明が難しいです。なぜなら今は両外の上に力が逃げていくからです。だけど使えてなかったら、最初は下唇から上に力を乗せる感覚になりました。

 唇の範囲の下あごを、左右均等に下唇から上に乗せるようにして、話す感じです。予測で言うと、下唇へ使う筋肉がしゃべる筋肉で、肩甲骨がフォローしてくれるのが、下あごから外に逃げていく動きです。なので最初は下あごから下唇に向かって、内側に向かうイメージに僕はなりました。柔らかくなれば自然とこの感覚はなくなります。

 一度次に行きます。では下あごのベクトルが下に向いている時です。これも同じで周りの筋肉は上に向かいます。「V字」のようになっていても、横から閉じていけば、筋肉の動きは上になりますね。左右均等に、下唇から上に声を出す手助けをして下さい。

 わかると思いますが、これが筋肉的に負担はない状態です。下側に使うと、下あごの先に力を使ってしまう気がします。しかしここに力を使ってはいけません。

 これができると腰の所が少し軽くなると思います。下あごの先のベクトルは普段は 上7:下3 くらいです。しかし筋肉が柔らかくなるまでは 5:5ぐらいで使っても良さそうです。たぶん腰の下の所と連動している所があるからです。(どっちに動くかの割合で、筋肉は両方とも上に向かいます。)

 ちょっと説明が足りなかったかもしれません。下あごの先のベクトルは、上に使っても下に向かってもどちらでも良い。しかしここに力を入れてはいけない。どちらも上側に筋肉は動かす。そして左右対称になる。慣れて来たら、下あごの扇状に動かす方にどちらも行くから、声は上に横に上がっていく。

 このように元々使っていたと思うし、これだったら歪むことはありません。

 あごの動きがわかれば、強い声さえ出さなければ、もう声は出せるのではないかと思えるかもしれません。(実際にはまだかかると思います。)

 そういえば最近この開け方にこだわって、唇の所を閉じる話し方をあまりしてない気がしてきました。バランス良く使って欲しいのですが、前の方に使うと、肩が閉じてしまうので、今は肩を広げている最中だということは、忘れないで下さい。

 肩の開きが治るまでは適度に使っていれば問題ないはずです。あごの関節自体、上に横に、そして左右対称に使われている。僕と一緒なら最終的にはここが崩れているかもしれません。実際には僕もわかりませんが、感覚的には前に言ったことがある言葉だと思います。

 腰の上側が軽くなって、軽い声を出せるようになれば、後は大きな声も出せるようになるだけです。そしてこれはもう何となく伝えてあります。なので後はもう軽くまとめるだけです。

 あごの回転を上に横に使えるようになるとどうなるか。たぶん上あご側で話すことと、肩甲骨を使って話すことが今までよりできるようになります。筋肉が硬かったら、これを思い出すことで、使えるようになる筋肉がきっとあるはずです。

 読んで頂きまして、ありがとうございました。

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