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発声障害改善したよ コラムを書きます7【vol.137】

 では前回の続きで、力を抜いていたら、下あごの位置が低いかもしれないことについて書きます。

 ジムに行くと、ウォーキングで肘より腕の位置を高くしている人を見かけます。僕はこれを見て、サッカーの久保選手を思い描きます。

 メッシも同じような手の動かし方です。久保選手がテニスボールを握って、サッカーのトレーニングをしていたということも、真偽はわかりませんがあながち間違いではないと思います。

 僕は肩甲骨だけ意識して姿勢を治したので、このやり方ではやってません。けど今考えると根本は似たような感じだった気がします。

 では声が出ない話に戻ります。テレビを見ながら、携帯を見ながらで完全に真っ直ぐな姿勢の人は少ないと思います。僕はその方向に動かす側に歪みがあることが多いと思います。

 わかりやすく言うと、肩甲骨が使えていてスポットが使えていれば、顔も振らずほとんど動きません。けれどできていないと、この角度とは違って左肩が下がって、謎に声が出づらい時になったりするということです。

 逆に運動を始める時の姿勢は、顔が真正面のまま動かせます。スクワットでも、バタフライマシンでもです。つまり声を出すということは、左右対称の姿勢でできます。僕はその方が声が出やすい瞬間であったりします。

 なので声を出す基本は、左右対称に使うことです。前回伝えた、逆三角形側に上げること。そして前側で頬を上げること。歪みを感じた時はまずここに戻って来て下さい。

 では応用は何かと言うと、背骨を軸に、左右両方の背中の筋肉を使うから、それを左4:右6で使うなど割合を変えることです。これについてはこの後言いたいのですが、声を出すには背中と肩で声を出す。音は鼻腔がある体の真ん中で出る。口からは声だけが出ている感じです。

 応用と言っても単純なことです。そもそも歪みの方向と、使う筋肉がわかれば良くなるはずです。皆さんがどの理由で発声障害になっているかは、僕にはわかりません。

 肩甲骨を意識して行くと、背中の筋肉で声を出す感覚になりました。そうなると肩を上げて声を出すことと相性が良いです。たぶんそれが上あご側で話す感覚なんだと思います。

 目で物を追う時に、左に体を引っ張ってしまう癖があるならば、ボールを投げる前の動作が良いような気がしました。右側の背中を広く使ってあげる感じです。引っ張るのではなくて、伸ばすという言葉が良いでしょうか。

 肩で投げるのではなく、背中の筋肉を縦に大きく使ってあげる。そして横にも使う。肩甲骨が使えているとこんな動きになりました。そして声を出す時もここの筋肉を使ってあげる感じです。声が出ない時はありますが。左に傾いている時は右肩を高目に取って、左右の背中の筋肉の割合を変える感じです。

 これは先程伝えましたね。そうなると、音は体の真ん中で出ている感じになります。左から話そうが、音は真ん中にいる感じです。

 歪みもすぐにはなくならないし、筋肉もすぐには戻らないので様子を見て下さい。上あごから話す感覚なんですが、鼻の上に両側から力を加えている話し方をできている時点でできているのかもしれません。

 そしてもう一つありまして、上の左右のどちらかの奥歯に舌を付けたまま、発音を作れる感じです。僕で言ったら、ボール投げる動作の方ですね。

 前にこれで伝えたことあったのですが、話せる人の感覚で言ったら、「ここから声出るよ。」となります。スポットと腹とその場所に付けたまま、1回で声を出せる形です。言われてみたら頬を高く、上あごで話して、横も広く使える。普段からここを使って話すこともありそうです。

 僕は自分の感覚を信じ切れなかったので、ここは積極的に使っていって下さい。

 こう考えると単純に筋肉が硬くて話せない時もあったかもしれないので、受付の前に「1時間ダムで。後オレンジジュース下さい。」と携帯の羊の執事ちゃんに10回言ってからなら、言える時もあったかもしれません。

 ちなみに右側だけで言うのをやったら、基本は左右対称なので、またそちらに戻してあげて下さい。

 上あご側で話すというのは、良くわからないことを言っていると感じるかもしれません。けれど完全に力を抜いていたら、下あご側で話していることになりますね。

 それに対して、頬の筋肉を上げる。上の奥歯の横で話す。鼻の頭に力を入れる。これらはどこかに力を使えてないとできない話し方になります。

 または背中の筋肉を使う。肩を上げる。肩甲骨を上手く使って話す。これも意識して使って行くことで、無意識に使うことができます。

 最近カラオケに行って、内側に声を出すより、左肩より外側に歌う方が歌いやすかったです。僕は歌で声が出なくなったわけではありません。でも下あごの使い方が偏っていたら、上あごもそちらに引っ張られています。

 僕の場合ですが、歪みをなくすまでは右足の1本に体重を乗せるような気がしました。その時左肩は前であったり、内側であったり上手く使えます。そして左肩の方が、大抵は高く使えているのが多いと思います。

 正しく使えていれば、それでも歪みは減っていくはずです。しゃべれない時は、どっちに使っても話せなかったりして、良くわからない感じでしたが、今はこのように思います。

 これと同じとは考えないでもらいたいのですが、何か原因があるとしたら、イメージとしては参考にしてみて下さい。

 歪みによって話せないことと、上あご側を上手く使えてないのはまた別の理由だと思います。けれどこの2つが良くなれば、難発などの症状も少し違った物になるかもしれません。 

 
 これで少しでも良くなったら、試して欲しいのですが、最近サッカーのスローインを投げている動画を見ました。両手でボールを投げる動作です。遠くまで投げれる人は、柔軟性に優れています。才能もあるのかもしれませんが、努力も大事な所です。

 伝えたかったのは、努力が多い所です。そう考えると、決められた話し方よりも、もっと今まで使えてなかった話し方ができるのかもしれません。ちょっとでも良くなったら、スローインでしりとりしながら、遊んでみて下さい。

 読んで頂きまして、ありがとうございました。 

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