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発声障害改善したよ コラムを書きます18【vol.148】

 発声障害では、家で95%話せるというのもあるあるみたいです。それぐらいまで行ったら、このことを気にしてみて下さい。

 ここまで行くと、声がねじれているというより、引っかかるぐらいな感触かと思います。

 治し方はわかりませんが、僕は公園のベンチなどで、後ろに重心が取られている時が、特にひどくなります。そして1回なると中々抜け出せない感じです。(今はだいぶ良くなってます。)

 家との違いは何か。前回追加を書いていて思ったのですが、顔や口の前側の筋肉を使っていないからかもしれません。

 舌で下の歯を押してみましょう。思ったより可動域があると思います。歪みがわかったら斜めにも押してみて下さい。普段使ってない可動域があるかもしれません。

 長い時間はやらないで欲しいのですが、使ってなかったらたぶん大事な動きだと気付いてくれると思います。このまま声を出すなど、簡単な所からが良いでしょう。

 歌のあごの角度であったり、あごの筋肉が硬いうちはあまりやらない方が良いでしょう。声が出ない時もあります。けれど使っていくうちに戻っていく筋肉でもあると思います。

 やってみるとわかるのですが、意外と下あごは高い位置を取る傾向があります。そして前に上に動くと、真っ直ぐの位置がわかります。

 感覚的には、グッと背中が伸びてから、背骨が軽く前に丸まる感じがあると思います。この動きは普段からできていた方が良いでしょう。もしくはこの辺もまだ硬かったら、ゆっくりやった方が良いと思います。


 では次に行きます。

 この前、健康診断で病院に行きました。久しぶりにマスクをしました。マスクをすると、頬骨の所を動かさないようにして話すので、ちょっと普段とは違う口の開け方だと思います。 

 ちょっと強制的に口の前の方の筋肉を使うので、使わないと喉の方から声を出す不思議な感じかと思います。

 ここで思ったのは、マスクの話し方が普段の話し方に近くて、話す時は口の前の方の筋肉を使っていたし、下あごも高い位置を取ることが多かったのではないかということです。

 どのくらいの頻度かはわかりませんが、そうなるとマスクをして、口の周りの筋肉を使って話すというのも、練習の流れとしては良いかもしれません。

 人によって話せない度合いは違うので、自転車の時も95%話せる。それぐらいの余裕が出てくるまでは、お勧めはしません。

 もう一つマスクでありまして、普段は頬骨は固定しません。逆に普段話している時は、ここを使うということです。口を大きく開ける話し方で、頬骨から上を使う感覚があります。そうすると、僕が伝えていた通り、舌を斜め上に伸ばして話すような感覚になると思います。表現は人によって違っても、下あごが高ければ何となくこっちも高く使う気がします。

 もう一度流れを伝えます。話す時はかかと重心よりも、足の中心よりも少し前の方が良いかもしれませんね。

 例えば「さ」の音を言うとします。腰が上にグッと伸びます。口の前の方の筋肉を意識的に使います。この時点で僕は舌を空中に置いてしまうクセが付いていたようです。ギリギリまで、舌はしっかりと上で支えてみて下さい。

 この時点で頬骨も何だか準備されているような気がします。これで「さ」を言ってみましょう。何だか頬骨の所だけで話せるような、上あごだけで話しているようなそんな感覚になると思います。

 話し方はこの話し方だけではありませんので、別に自由に使って大丈夫です。ただこれによって、上手く使える筋肉もきっとあると思ってます。

 具体的には、舌を最後まで上で使うことで、背中の上側が伸ばされます。そして少し前で丸めることで、力強い声にも影響すると思います。

 頬骨の所は慣れてくると、上に横に使えるようになってくると思います。そうすると、最初に言った下あごを横に広く使うという可動域がたぶん戻ってくると思います。

 そもそもが前側を使うと、舌が離れてしまうクセが付いていたようです。軽い声を意識して舌を浮かせていたら、この角度でもしっかりと、舌を吸盤化させてあげて下さい。毎回ではなくても良いと思います。

 
 まとめです。

 口の前側の筋肉を使うということですが、腰をグッと伸ばして、下あごも舌も高くするということです。口を思い切り大きく開けて話してみたら、何となくその時にわかってもらえる感覚な気がします。

 頬骨の所で上あごだけで話すというのも、たぶん笑って話すという動きに近いと思います。沢山使って筋肉を軟らかくしてみて下さい。

 何となく考えたんですが、家で話す時は座布団5枚に座って話す感じかと思うんですよね。背中を少し反らせて、かかと重心なイメージで話す時が1つ。

 もう1つは体育座りで、前側に話すイメージの時です。これだと家だと声は出るので安心してしまうのですが、今回伝えたように、口の前側の筋肉を使ってないと、ちょっと角度や話し方を変えた時に声が出ない感じになってしまいます。

 今回伝えたのは、歌の時とは違う感じかと思います。僕と同じような話し方も使ってなかったか、もう一度自分自身に聞いてみて下さい。

 前後と上下が良くなれば、左右も自然に整ってくれるはずです。

 笑っている時のように口角を上げて、下あごも上に上がっていれば、歪みようはないかもしれません。そしてそれに合わせて、舌を上あご側に置けるようにします。

 デメリットは少なそうですが、責任は取れないので、専門家に聞いてみて下さい。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。


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