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発声障害改善したよ コラムを書きます23【vol.153】

 また来ました。よろしくお願いします。

 1個気付いたんですが、笑う方に口を開ければ、口は横には動きません。頬の筋肉を下から上に上げるのは、たぶんトレーニングしなければいけないので、ほとんどの人はやってません。そうなると、斜め後ろに動かすのが普通の人の感覚かと思います。

 横に動かすことができないということは、喉の筋肉にも横には負担がかからないということです。そうなると大事な動きかもしれません。

 ではこの動きができていない可能性があるとすると、犬歯でスライドするようにして下唇を閉じる動きをしているかもしれません。話す時はこの動きもたぶんあります。これだと舌はスポットにあるし、ちゃんと上にいます。だからこれも気付かないかもしれません。

 横に動かして引っ張っていたら、そこで喉に負担をかけている可能性はあります。歌の時は余計な筋肉の動きはしません。今日は頬の筋肉を上にして歌うなんて意識しないはずです。だから通常時でもこれをやっていたら、絶対にあり得ない話ではないような気もします。

 
 では普段の散歩の姿勢で説明します。舌の力をスポット側に置くか、腹側に置くか迷っていた所です。今思うのはどちらでも良いと言うことです。後でまた言いますが、話す上でもどちらでも正しいです。

 姿勢的にはルービックキューブをやるように、スポットの前側を意識して話すこともあります。意外と歩きながら話す時はこっちの意識も高いかもしれません。歩いている姿勢自体で、こっちに重心を置いている時もあります。

 難しい所なんですが、個人的には崩れた姿勢を治したり、肩甲骨の上側を伸ばしたりするには、この姿勢は大事だと思います。

 声が出なくなった。→喉を気にするようになった。→その状態の姿勢になってしまう。

 そうなるとこの姿勢も練習するのは大事です。

 難しい所と書いたのは、どっちも正しいと思うからです。前重心で唇を閉じている時点で、喉には力が入っているかもしれません。散歩している時は心は軽いのに、人との声は重い。もしそうだとしたら、スライドさせない口の開け方でいるのも良いかもしれません。

 そうなるには、耳掃除の時のように、肩も頬も上げて、斜め上に口を上げるようなやり方です。また前に言ったように、マスクをしている時に笑うように口を開ける方向です。

 頬を上げたままで、そのまま唇だけ閉じていけば、たぶん喉には負担がない話し方です。横への力は入りません。閉じきらなくてもちょっとぐらい開いていても良いと思います。そのまま隙間から声を出せば、喉には横の負担がたぶんかからないはずです。

 声を出しやすいという意識ではないかもしれませんが、実際には負担がかからない話し方だと思います。確証はないですが、ねじれと姿勢の2つの原因のねじれはない状態です。

 たぶん意識は舌の腹側に行っていると思います。15度上の景色を見ながら声を出してみる。買い物の支払いもペイペイを表示しながら、口は頬を上げる方に開ける。

 散歩している時も、こっちの姿勢も沢山意識してみて下さい。たぶんマスクしながら頬を上げれば、勝手にできると思います。

 あごを引いた姿勢を作る。頬を上げる。そのまま話すと、舌の腹も高い所を取って話す感じになります。そうすると、口を少し開けたままその隙間から話すことができます。たぶん話していた時にはやっていた姿勢だと思います。

 姿勢が良くなってきたら、散歩している時も、こっちのイメージで標準化していっても良い気がします。姿勢が良くなって、ねじれる動作がなければ負担は少なさそうです。

 いきなりは頬を上げて声を出すのは難しいかもしれません。その時は鼻呼吸を意識して、舌を高く置く姿勢を取り戻してから、またやってみて下さい。

 
 ここまでで思ったより長くなってしまいました。ここに気付かなかったのもやっぱりどういう時に負担が多くて、調子の良い時がどういう時なのか考えていたのもあります。

 例えば右でボールを蹴る時も、左手と左足で軸側に引っ張ります。右の下あごはどうやっても引っ張られます。その時のダメージを考えるよりも、右の頬が上がっていた方がやっぱり軽減されます。そう考えると頬の筋肉はやはり高く使えていた方が良い気がします。

 そもそもが使っている時の負担よりも、使ってない時の負担の方が大事かもしれません。普段から頬を上げて、その隙間から声を出した方が明らかに横への負担は少ないです。僕も普通に使えていたはずなのに、何故か忘れてしまっていました。

 後はお腹から声を出すのと、舌を高くするのを何故か別々の動作のようにやっていたので、右手にしっかりと力を入れて、舌を高くしたまま、重力側に引っ張って声を出す。そして頬を高くする。結局は同じ動作なので、それを理解して声を出してあげれば良いと思います。

 
 ここまで理解できれば、また他の人に聞いても良いかもしれません。姿勢とあごの回転。そして口の開け方。ここまで詳細にわかれば、話している人とのイメージともきっと一致するはずです。

 定義としては頬を上げて、口の隙間からでも話せるのと、唇でしっかりと話すということになると思います。

 ただレジでも、「袋要りますか」「ポイントカードありますか」「支払いはどうしますか」と沢山聞くので、前ではなく下から上に話す感じなのではないかと思います。

 だから特定の個人に向かって話す時は、意外と1日3時間ぐらいなのかもしれません。ちょっとスポット側で話す比重が高かったかもしれないので、それは変えてみて下さい。人に話さなくても、空間に話す方が多いかもしれません。

 では伝えたかったことを書きます。声を出すのは、下から上に出すその1つのやり方しかないのかもしれません。笑い声を人に向けたら、あまり良い感じではないですね。たぶん頬を上げたその方向だけです。

 これはどちらかというと吃音向けですね。発声障害だったら好きな方に声を出して下さい。

 僕は下から上に出す一つの出し方しかない気がしました。ではこれができるようになったとします。では声の方向を前に変えてみましょう。

 それは頬の高い所から始まり、肩を下げる犬歯をスライドさせるやり方です。左右は均等のスピードではないと思うので、僕は右から始まる気がします。

 右の頬の高い所から始まる。そのままだと左肩が下がってしまうので、0.3秒後に左の頬からもほぼ同じ力を加える。そうすると、高い所から始まった動きがちょっとだけ低い所でぶつかります。(できる限り上もやってみて下さい。)

 その動きは前に行きます。つまり鼻の所で均等の力で前に押されます。例えばボールなどを真っ直ぐ押す動きでも、左右から力を加えれば真っ直ぐ行くはずなので、そんなに難しい動きではないです。

 だから呼気が下から上に声を出す動きは一緒です。そうなると、肩が両方から閉じていく動きがあって、鼻の所で声を出すイメージにも繋がります。そして声を出すのに頬が上の方が負担も少ないので、動きも楽なはずです。

 僕は声を空間に出すのが基本にあって、それができて声を前に押せるような気がしました。下あごで声を吹くというのも、何だかできてからなのかもしれません。こうするとほぼ上あご側で声が完成するという僕のイメージにも繋がります。

 
 話を戻します。こう考えると発声障害でも声を押す必要はないですね。(25%ぐらいは使います。) 声を前に出すには、肩を閉じる。下あごをスライドさせる。それを両方から均等に力を加えるというのであれば、それができていれば良いですが、できていないと喉のねじれに関係するかもしれません。

 トッポの姿勢で、下唇を使う感じよりも、頬を上げて、唇に隙間がある話し方の方がそもそもが多いのかもしれません。家にいると声を前に押していないのかは謎ですが、唇をしっかり閉める力は使ってない方が良いかもしれません。上あごメインになれば、同じ動きでも何故か勝手に改善するような気もします。

 鼻を意識しなくても、声を前に出している時もありますが、それはやっぱり前に声を出すという力が弱い時かもしれません。またお腹から声を出す時はやっぱりしっかりと唇を使っている気がします。

 大事なのは使わない意識ではなく、使った後にどう戻すかだと思います。そもそもが正しく使われていれば、僕は大きな声を出してもむしろ調子が良いです。できるのであれば、話し方は一緒なのだから、下唇はあまり使わずにお腹から声を出す。これもできるようになるかもしれません。

 (左の外側に6割力を使った時は、右側は唇の内側ではなく、右の外側に4割な気もします。状況にもよりますが、頬の動きからするとそうしていた可能性もあります。下から上に声を出すというのは、そういうことかもしれません。とりあえず外側も使う運動としてやってみて下さい。)
 
 改善する順番も期待通りには行かないかもしれませんが、元の姿勢と声の出し方については上手く伝えられた気がします。

 その時には上手く行かなくても、忘れた頃に見てもらえれば、また新しい発見があるかもしれません。使わない動きがあるみたいな表現になってしまったかもしれませんが、全ての動きは使います。ただ姿勢とあごの回転と喉のねじれですね。これがわかれば比率は自分で変えていけると思います。

 今回のでやると、頬を上に上げるので基本的には、舌の腹で支え、さらに舌への力はV字みたいにかかると思います。発音の所は気にせずこのまま話せば良いです。後は左右均等に使えれば、問題はないです。

 50%ぐらいこれでやって、後は鼻や舌先を意識する話し方をすれば良いと思いますが、基本の土台はこの話し方で、結局は同じ話し方かもしれません。なので普段からある程度使えれば大丈夫です。治る段階だけ違うかもしれないので、マスクをしても声が出るようでしたら、この姿勢でやってみて下さい。

 では今までありがとうございました。



 

 

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