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発声障害改善したよ コラムを書きます3【vol.133】

 前回のも読んで頂きたいと思います。声を出すのは唇の所で振動を作り、そこに音を乗せることかもしれません。そういえばあくびの時も口を上に開けて、振動を作っている気がします。

 今回は発声障害向けです。これをやっても、筋肉硬いと声出ないんですよね。

 声が出なかったら喉に意識が行きます。喉の力を抜こうとすれば、またそこに行きます。背中で声が止まってしまったら、そっちにも行ってしまいます。

 僕は話せる人の意識は、「スポットの上で、鼻の下」にいると思います。ここに感覚を置かない人はたぶんいません。理由は、ここに力を入れると、口の後ろ側が上がり、肩甲骨が上がる所があるからです。これができれば舌も勝手に上がります。

 ちなみに頬を上げる所は、また違う力の入れ方みたいです。噛みあう所や、唇が合わさる所に近いです。

 「スポットの上で筋肉がある所」と呼ばせてもらいます。言葉では言いづらいです。まずここが硬くないか見てみましょう。僕はジムに行き続けても、何故か硬い所がありました。それはどこかに歪みがあったからです。

 「くの字」や「逆くの字」では結局歪んでいますね。左の口をメインに開けても、上唇の左側が高い位置で開いていない感じです。右側は口の奥側が高く開けられていない感じです。

 細かい所は僕もわかりませんが、このスポットの上の筋肉を真っ直ぐ使うことです。この横側を使うにしても、軟らかく使ってあげる感じです。話す時にここを意識していないと硬いはずです。口を高く上げるにしても、ここは必ず柔らかくしておかないといけません。

 わかりやすく話をバランスボールを使って伝えます。まず息を吐くということは、唇が合わさっているより、上唇が前に出る方が勢いがあります。まず両方とも動きとしては大事です。それを踏まえ、上唇を前に出す側をやってみましょう。

 30度。45度。60度。前に倒れると肩が上がります。息を吐いたら、その姿勢になるはずです。鼻声で話すにしても一緒です。まずは話すことは肩甲骨が上がる動作だということを思い出しましょう。

 スポットに力を入れても、普段からやって慣れていたら肩が上がります。僕は今この段階です。では最初肩を上げるには、スポットの上の筋肉に力を入れるはずです。ここを使うと勝手に口の後ろと肩甲骨が上がる所があります。

 上唇を前に出す話し方も、普段結構使っていると思うんですよね。そしてここを使えば、肩甲骨も上がり長期的にも姿勢は崩れません。バランスボールでの話し方が普段と一緒だと思います。

 次は唇が合っている状態で話しますね。これでバランスボールの上で話すと、背筋が伸びて肩が上がります。頬が上がった姿勢になります。角度を深くして行っても、さっきとはちょっと違った話し方になると思います。

 基本的にどっちの話し方でも大丈夫です。角度や口の開け方はどのように使っても話せます。ちょっとスポットの上にかかる力を変えている気がしませんか。話し方自体は一緒なので、腹式呼吸なのかもしれません。

 けれど話している時の意識は、スポットの上にいて、肩の上げ方を調節していた。その可能性もあると思います。

 椅子に座っている時に、肩を上げるのは大変です。その時にもここを使えば楽にできます。僕は右肩を後ろに引くような話し方ができていないので、ここを使えるようになったら、少し外に開くような話し方もやっていきたいと思います。

 ここができるようになると幅が広がるので、もう一度歪みがないか確かめてみましょう。鼻、喉、へそ。このラインを一直線にして普段声を出してますでしょうか。

 その人の癖があるので、1日6時間ぐらいできれば充分だと思います。あまり真っ直ぐだけ意識するのも、動きが偏ってしまいます。

 鼻も柔らかくなると、下あごは鼻から吊るされているようなイメージになりませんか。中央に力を意識していれば、頬も肩も左右均等に使われる。話していた時はそのように力も分散されていたはずです。

 後は歪みも減ったら、もう一度舌の位置を確認してみて下さい。肩甲骨が上がるのであれば、上唇を前に出しても舌は高い位置を取れていたかもしれません。

 これは何とも言えないのですが、肩を下げた吸盤化ができても、肩を上げた方ができていなくて、声が出づらいのかもしれません。逆立ちしている時は声が出やすいのであれば、口の後ろ側を上げれていないかもしれません。

 僕は最近肩を上げて、鼻声で話していたりします。その方がやはり高い位置は取れる気がします。肩の位置が高い位置を取れるのであれば、舌の腹も高くできます。そうすると、もうちょっと腰骨も伸ばして話せます。

 ちょっとわかりづらい例ですが、上唇を前に出さなくても、歯医者の「あ~~」のようなあごの回転で、内側に声を集めるのではなく、外側に開く声の出し方でも良いと思います。それぐらい色々やって良いと思います。

 力を入れていないやり方だったら、そのようにずっと声を出していたかもしれません。そうなると、根本的な所でスポットの上の筋肉を使うことが、話す上で大事なことかもしれません。

 まとめます。とりあえず今回伝えたかったのは、スポットの上の筋肉を使うことです。この動きに追加して、上唇を前に出すことで肩がさらに上がる姿勢があります。

 そして左右均等に使って、歪みを減らして下さい。バランスボールを使っても、ここまでの動きはあるはずです。

 ただここから先は上唇を前に出さなくても、自分の望む姿勢で良い気がします。たぶん自分の足りない所を、その都度1個1個治した方が良いでしょう。

 (上唇を前に出すのも重要な動きです。けど逆にこれは1人の時に話していれば充分かもしれません。上側を使うことも大事なことです。)

 鼻が硬かったら、まだ左右均等に使えていないかもしれません。この動きからすると、話すことは左右均等に使えていたはずです。

 崩れやすいのは右肩側の動きだと思います。両方が均等に使えるか、自分の体を見ながら、確かめていって下さい。

 僕は今はトッポの姿勢で、体の真ん中を確かめながら、V字に高い所で噛んで、下から上に声を出すというのをやっています。(噛むといっても、スポットの高さで噛むイメージです。) 全てに意味があると思って、地道に治していきます。

 読んで頂きまして、ありがとうございました。 


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