見出し画像

発声障害改善したよ 考察39【vol.129】

 ちょっと前回の追加で書きます。詳細は前回のを読んで下さい。

 今回①②③で書いているのは、①舌がスポットで力が入ってない状態。②チェストプレスを上げる直前の動き。③バーを上げている動作の状態です。

 チェストプレスは空中に腕立てをするような動きになります。ではお願いします。
 

 声の出す感覚は今回の①②③に近いと思います。違っていたらどうしようと思って追記しましたが、基本はこれで良いと思います。もちろん慣れたら自分のやり方で話して下さい。

 わかりやすくチェストプレス(バーを斜めに上げる動作)で言います。まず①で力を抜いて話しても、傾向としてはそれだけで良くなることは少ないような気がします。

 声を出すのは③だと僕もさっき思いました。意識としてはそれで持っている人が多いかも知れませんが、②も必ずあります。

 ②はバーを上げる準備です。顔、体の前面を平らにして、意識を置く。スポットに少し力を入れ、肩甲骨を上げる。それからバーを上げると思います。

 ②「これ上がりますかね」 ③「うりゃ~~~」 ②の時はたぶんそのままスポットに向け話す感じで良いと思います。ちょっとだけスポットの位置は上になっていると思います。その方向であるなら問題はないので、慣れたら好きなように変えて下さい。

 ②で左肩が下がっていたら、バーも曲がって行ってしまうので、この準備で話すことが大事です。僕は最初硬かったので、舌の腹で押し上げました。けどそのうちこれは必要なくなると僕は思います。

 ③は肩甲骨も頬も大きく動きますね。普段は話せるようになればこれで良いし、これで声が出れば、問題はないはずです。

 スポットに舌があります。バーが斜め上に上がります。舌先も斜め上に上げて話す感覚になります。これはたぶん言葉にするのが難しいだけで、僕だけでなくみんな同じような感覚だと思います。スポットの舌から斜め上に向けて、舌先を伸ばす感じで声を出します。

 だから話す人は上唇の上や鼻で話す感じで話しています。響かせる器官で、喉(咽頭腔)はスポットに向ける。鼻腔は鼻に向ける。 ③ではこんな意識かと思います。

 ③は誰もがこれで声を出したいと思うでしょう。別にこれを口から出していると言われても、もちろん否定はしません。むしろ僕の書き方より、その人の感覚の方が大事です。

 大事なのは顔の前面で声を出す意識があること。スポットや鼻ですね。そこで高いイメージを持てれば、肩甲骨も高く、斜め前に大きく動きます。そして舌の腹の部分も上に自然に使われる動きになります。

 この③の動きが大切だから、②を声が戻るまで沢山やって下さい。体に硬さを感じるなら、バーを上げる前の準備の段階が必要です。そうなると、まるで重い物を持つようにしっかりと準備する。そして声を出しながら、軽い物を持ち上げる。

 結局声を出す瞬間の筋肉を硬さで引っ張られているから、舌の腹で押し上げて、肩甲骨もいつも以上に上げて声を出すことが必要になって来ます。ちょっと伝えたいことがわかったのですが、③だと肩甲骨が大きく上がるので、舌の腹はそこまで意識の上では上げません。動かしながらしっかり上がる感じです。

 ②ではスポットに声を当てるので、スポット以上に舌の腹を上げてあげることが練習では大事になってきます。硬さが取れるまでは、舌の腹で押し上げてから、声をスポットに当てて下さい。

 声を出すということは①か③がたぶん多いです。けれど②はバーを上げる準備ですね。スポットに力を入れるということは、体の前面を平らにするイメージです。そうしないとバーを斜め上に上げられない気がします。それでこのまま話すと、たぶんスポットに向けて声を出す感じになります。まだ声が斜め上に逃げていく出し方ではないと思います。

 力を抜くか、力を入れた発声か。その前の力を入れる直前の、準備での話し方がこの②になります。意識的には薄いけど、これも大事になってきます。

 声の出し方は③なのではないかと思って追加で書きましたが、やっぱり①②③全部大事で、再度伝えられて良かったです。もちろんこれに固執する必要はないです。ただ②が話せるようになれば、口を大きく開けて、発声できるような気がしました。ずっと③みたいな話し方で話していれば良い訳ですから。

 では今回は以上です。たぶんもし筋肉が硬かったらという前提があるので、話すというのはこれ以外にあるかもしれません。歌声の時は鼻にかけても声が出ますね。結局歌声と一緒であるなら、筋肉を軟らかくして、そのイメージでやった方が僕も歪みは減るかもしれません。

 ①で力を抜いて声を出すことももちろん大事です。色々と試しながら自分に合う物を探して行って下さい。声出なかったら僕みたいに姿勢も崩れがちかと思います。エアロバイクで、肩甲骨を上げながら腰を伸ばす。まずは普段からその姿勢ができるのが、意外と大事な気がします。

 
 ではお元気でお過ごし下さい。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?