発声障害改善したよ 考察23【vol.113】

 まずは長い雑談から行きます。

 喉を痛めて、話せない。けど喉は治ったけど話せない。これも理論的には存在するんだろうなと思います。詳細はわかりません。

 それとは別に僕は、前後、左右、上下に上手く動かせていなかったという話です。

 上下で言うと僕は、舌をアーチ状に上に置き、口は半開きでいるという姿勢に落ち着きました。口が半開きなのに、頭の上の方で発声していると、結構鼻呼吸できるから不思議です。

 まず言いたいことは、腰を立てるのと丸めるので、舌の位置は若干違う気がします。丸める側の姿勢を覚え、その舌の位置でアーチ状にする。これが大切なことです。これができると上下、前後、左右。全部に整います。

 はい。以上になります。上唇側は全然上に上げて大丈夫です。口が開いているんですから。ただ腰の所だけ注意して下さい。

 では上手く説明しきれないので、書きたいだけ書きます。まず脱力しないと話せないとなりますが、これで充分脱力できていると思います。たぶん歌の時は、口周りの筋肉など力を入れずに発声できます。けれど腰の所を立てるなど、土台をどこか固定しないと、力を入れないと声が出づらい姿勢だと思います。だから話すという動作については、結局どこかに力は入っていると思います。

 つまり発声障害では、どこかの筋肉が硬くて話せないのであるならば、口周りの筋肉はある程度使った方が良いかもしれないということです。症状が違うのであれば、使う時もあれば、使わない時もある。けど裏声だけで良くなるかと言われれば、微妙です。

 基本的にはわかってもらえると思います。1週間前にやった動きと、今週やった動きでは症状が変わった。それが姿勢による物であるなら、良くも悪くもなります。

 前後で言いますと、腰骨を立てるので、椅子に座った姿勢は確かに声が出やすい印象がありました。腰を丸めると前に倒れてしまうので、無意識にその姿勢を取ってしまいます。ただいつも同じような筋肉を使ってしまいます。

 普通ならもっと早く気付くのかもしれませんが、この姿勢で2時間映画を見てみましょう。ソファでもたぶん腰は後ろ側なので、近い動きになると思います。

 もうわかってると思いますが、僕が勧めるのは、ちゃぶ台に長座して、みかんを食べる姿勢です。本当に脱力しているなら、「疲れた~」と言って、前のめりになるのが多いはずです。

 どっちの発声が良いというわけではなく、同じ脱力していても、両方の筋肉を使えた方が良いです。僕は自分が思う声が出やすい姿勢を取ってしまったので、できるなら両方使って下さい。

 ただ僕が思うには、反り腰では舌の先で体を支えてしまう姿勢になる。子音の発音を気にしてしまうような感じですね。対して猫背では、舌の腹側で姿勢を支えることになります。舌をアーチ状にして話す準備をして、弱々しく見えますが、こっちはしっかりと体を支えてくれます。

 僕は猫背側の姿勢を取り戻したら、自然とこうなりました。それは大事なことですよね。もし声が出なくても、こっちの姿勢でいる時間はある程度作ってあげて下さい。

 色々やって最終的には、口の上側で舌をアーチ状にして声を出すという所に落ち着きました。ここで歌う人は声が弱くなってしまうので、あまりいないみたいです。

 次は左右です。僕はあごの先を少し左で使う癖がついていたようです。しかし腕組みの理論から行くと、口は右側を高く大きく。そして右下を広く使うことが多そうです。なのであごの先は真っ直ぐか、少し右が多かったみたいです。

 何となく歌の時は、左手を外に開いて口も左側を使っているので、バランスが取れていれば大丈夫な気もします。

 例としてもぐら叩きで左前を叩きます。その時は腰が丸まります。そして左肩は内側に上に動きます。考えた所、支点を作った方が叩きやすいからです。だから左肩が上がる。あごの先は右に行く。左肩が下がり、叩く。

 僕は色んな所で、どこかバランスが崩れていたようです。

 これを確かめるには、長座して、左手を右足に伸ばして発声してみましょう。左の頬と唇を使って発声することが少なかったみたいです。周波数が合えば声が出るのであれば、喉ではなく、頬の筋肉、唇の所を使っても声は出るはずです。

 僕はあまり筋肉を伸ばして発声する。前に押し出しながら発声する。こうすることが少なかったです。左右にもしっかりと動かして、元の筋肉を取り戻して下さい。

 左右の歪みを意識して使いながら話す。筋肉だけで話す。僕は喉や口ばかり意識してしまったので、ここは後回しになってしまいました。自分の動きで使えてない所がないか探しながら、やってみて下さい。上手く伝えてないですが、筋肉の緊張で話せないのであれば、筋肉を動かして話すのは大事です。

 そして最近思ったことです。話す時はローソクの火を30本くらい消す感じで唇を動かすようになりました。また話すのは別ですが、まず話す前の準備でそれぐらいやっても普通です。声が出る時には、低い声で下唇側もしっかりと下に動く感じです。

 またスポットも下側なイメージと伝えましたが、それは僕が前重心を作れてなかったからで、できるようになると、上唇側も上に前に使えるようになりました。喉を気にして発声すると、上唇は下側のイメージになりますね。ただ僕は右あごも右肩も、右上に引っ張って発声できていなかったのかもしれません。

 長座して体を右上に引っ張りながら発声する。その時に左肩もしっかり上げてあげる。あごの右下を広く使って、引っ張られないようにする。喉を気にした発声より、歪みや筋肉を意識した発声の方が良さそうです。今はこれを気にして姿勢を整えてます。

 (推測ですと、あごの先は左を使う歌のような感じになってました。だから下あごを使う時は右下をまず使う。その後歪みが治りきってないので左に少しだけ動かして発声してあげる感じです。ただ上あごから声を出せるようになれば、歪みも徐々に減るはずです。何となくこんな気がします。)

 姿勢が変われば声の出方も変わるはずなので、今までダメだった動きも考えてみて下さい。どうしてダメだったかがわかれば、また前に進めるので、できるのであれば、沢山多くの事をまた試した方が良いとは思います。

 
 では本題に行きます。(1000文字ぐらいです) 上あごからの声も下あごを沢山使わないと筋肉は戻らないかもしれないです。そのためのトレーニングは「息を速くすること」です。

 これはボイトレの「高音専科」という動画の「高音に必要なのは速い息」という所を参考にさせて頂きました。リンクは貼らないので、時間がある時に見てみて下さい。(チャンネル登録お願いします)

 言われてみればサビのロングトーンで、息が続く時と、続かない時があります。そしていくつかボイトレの動画を見ましたが、あまり聞いたことがありませんでした。つまり僕は知っている振りをしていましたが、本当は知りませんでした。教えて頂きまして、ありがとうございます。

 動画の中では息が速ければ、その分勢いがあるみたいに伝えてくれてます。ただ話すだけなら、呼気が速くても、たぶんそこまでの勢いはないように作れます。ゆっくりよりも、早い方が勢いがあるということだと思います。

 僕なりの解釈では最後5秒のビブラートをかける時です。3秒ゆっくりかけて、2秒で速くかけます。ビブラートの波の時間、つまり間隔でゆっくりだと呼気はゆっくりになるし、早いと息もたぶん速くなります。

 つまりジバニャンのようなアニメのキャラでは、息の流れは速いことが多いということです。はっきり丁寧に言うので、スピードが速いわけではありません。ジョジョのような低くて渋い声でも、呼気の流れは速いことがあるということです。試しにビブラートをかけようとすると、大抵は速い間隔の波になるはずです。

 「よろしくおねがいしま~~~す。」でゆっくり3秒かけて言っても、呼気は速かったりします。両方試してもらえばわかると思います。

 これを実際にやってみると、0.5秒出なかった音が、0.25秒、つまり半分ですね。これで出たりしました。声はゆっくり出しても何も問題ありません。ただ同じ早さの文章でも呼気の速さはたぶん自分で選ぶことができます。ビブラートの波を速くかけるか、遅くかけるか。またはサビで息を速くしても、音符の長さ自体は変わらないということです。

 これでやると今まで使えてない筋肉があったことに気付きました。言葉が出ない人に対して、下あご側を使うというのは難しいことです。それを助けてもらえた気がします。
 
 そして言葉によってはちょっと良いやすくなった気がします。無理のないように練習してみて下さい。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。

 

 

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