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BRM916あおば600km日本海(後半戦)

引き続き、興味がある人だけ見ていただければ。

21時にスマホの目覚ましで覚醒
アタマはすっきりしているし、
疲労もかなり抜けている。
睡眠って大切。ほんとすげー(語彙力
歯磨きを終えて会計を済ませたら
輪行袋からバイクを取り出しセッティング
快活CLUBにはお世話になりました。
次のブルベや輪行旅でも使わせていただきます。
ちょうど9/17 22時に出発
残す280kmを17時間あれば走りきれるっしょ
と、あまり深く考えずざっくりとした計算でリスタート

上越から妙高高原まではひたすら上り
激坂で脚を使うような場面はなく、
ながーい坂道がだらだら続く。
気付けば長野県へ。
ロードバイクでは初の信州入り。

いざ信州

グラベルライドやらグランフォンドやらで
いつかは信州を走ってみたいと思っていた。
夜間走行のため雄大な自然を一切見れなかったのが残念無念…これはリベンジ必須
それでも小布施町で見上げた満天の星空は素晴らしく、
ライトを消して暗闇の中で見入ってしまった。

そんな長野県が牙を剥き始める。
須坂から菅平へ上る国道406号線
ほぼ街灯がなく10%を超える坂が続く。
真っ暗闇の中、隣りの茂みからはガサゴソと獣の気配
ライトの照射角度をもう少し上向きにしよう…
と、ライトを動かそうとするとボキッ!
レックマウントの台座が折れてしまい
車体にライトを固定できなくなった。
仕方なくOLIGHT RN1500をヘルメットに直付け。
クビと肩が凝ってしまうけど背に腹は代えられない。
あぁ、ほんといつまでこの上りが続くんだろう…
と、60回は思ったところでようやく菅平高原の看板と文明の薫り。
人間バンザイ!
2度目の嬉ション。
標高が1200mを超え肌寒く感じたけど、自販機でコールドドリンクを購入してひと息。
ついでにレインジャケットに袖を通して防寒対策
そこからの下りは、想像以上に汗で冷えたカラダにこたえた。

通過チェックである鳥居峠まではアップダウン
423.9km地点 4時半

アブに襲われ即退避

残り185kmで制限時間まで10時間30分
サラ足だったらまだしも、まだ上り区間は控えており焦り始める。
これからの補給はすべて車上で済ませようと決心し、自分の中でほんとの意味でのブルベが始まった。

嬬恋から北軽井沢に向けてまた上り。
大した坂ではないけれど、溜まった疲労で脚が回らない。
ダンシングを多用していたところ寒さも手伝ってか右膝に違和感…嫌な感じ。
しばらく走ると瀟洒な別荘やらコテージがちらほら。
この頃にはすっかり夜も明けていた。

軽井沢の朝は肌寒い(17度)

北軽井沢のローソンでおにぎりを購入したらジャージのポケットへ。
走りながら後で食べよう。
そのまま榛名へ向けてのながーいダウンヒルが始まった。
下れども下れども、まだまだ坂道は続く。
こんなに長いダウンヒルがあったとは。
ところどころ道は悪く注意しながら下っていく。
道は悪いけどさいこー
と声を上げていたらブラインドカーブの先に黒いケモノの姿
小さいから子熊??
ってことは親熊もすぐそばにいる?
どちらにせよヤバ…減速する?しない?
と一瞬の判断で下した決断は脇を高速で通り抜ける。
間近で見るとおそらくはニホンカモシカ…天然記念物…
すこし通り過ぎてから停車して
しげしげと観察
こちらはびびったけど、
あちらはなんやねんオマエ??
ぐらいの態度でこっちを一瞥すると茂みに消えて行った。
シシガミ様かな?
なんか貴重な体験したよぬ。

下り基調のおかげで順調にグロス平均が上がり
最後の通過チェックである群馬藤岡駅に到着
515.1km地点 8時35分

あとは大丸公園を目指すだけ

残すところ93km。
6時間以上残っており
これなら余裕でしょー、と高を括っていたけれど
飯能に着いたあたりから右膝痛の増悪、灼熱、信号峠、向かい風の四暗刻(スーアンコー)
祝日の昼はクルマも多く、見知った道なのにまったく進まない。
暑さで体力ばかりがじりじり減っていく。
ダンシングで右膝を伸展するたびに痛みが出て
小きざみなアップダウンに対応できない。
コンビニに立ち寄り命の水(2L)と冷凍ドリンクを購入し、右膝をしばらくアイシング
痛みを誤魔化しながら目指すは大丸公園
やはり最後の30kmがツライのはここでも同じだった。
川崎街道に入り府中駅を通過
是政橋が見えたときには3回目の嬉ション(しつこい
制限時間前に完走できてほっと胸を撫で下ろした。

608.2km地点  13時57分

大丸公園でようやくのゴール

受け付けを終えた瞬間、これまで大変だったことがすべて美化されてしまう不思議。
公式によると出走22名で完走は11名
完走率5割がどうなのか、経験が浅すぎてわからんちん。
少なくとも「あおば」「600」というパワーワードに「灼熱」が足されても完走できたことは、
自分の中で少し自信になった。

スタッフの皆さんと少し談笑して帰路に着く。
自宅までわずか10分
結語として、
やはり家が近いのは大正義なのであった。

一部界隈では「ニンゲン卒業試験」など言われている600kmブルベ
無事にニンゲン卒業するとともに
今年目標に掲げていたSRを無事に達成
来年のことはまた来年考える。
できればBRM1000を走ってみたいなぁ…なんて。
とうなることやら。

今回は山岳コースでグロス平均が低迷することは事前に理解していた。
休憩を最優先にするため、観光やグルメは一切せず(所々、景色は楽しめました
来年度以降の600や1000のブルベは
そういったところも満喫したいなぁ。


長文乱文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
なお、インターバルは股間と膝の痛みが引いてから再開します。


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