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CLIP STUDIO MODELERはデータを圧縮しているらしい。

Blenderで作成したお店のデータをクリップスタジオへ持っていこうとFBXで出力した。全部のインスタンスを実体化して出力したら40MBぐらいになった。

3Dモデリングした洋服店

これをCLIP STUDIO MODELERに読み込んでcsmo形式で保存した。するとファイルサイズが20分の12MBになった。流石に何かおかしいのではないかと思って調べてみたが情報が少なくCLIP STUDIO MODELERの仕様について情報は得られなかった。

ならば実験して確かめるしか無い。この洋服店では大量に同じ形状のモデルが含まれているので、もしかしたらこれらのデータが統合されて圧縮されたのかもしれない、と仮説を立てて同様のデータを作成してみた。

大量のハイポリ球体

ハイポリゴンの球体をリンク複製ではなく、コピーで増やした。FBXで出力すると40MBぐらいのファイルサイズになる。これをCLIP STUDIO MODELERに読み込んで保存すると約3MBに圧縮された。このように大量の同一形状を読み込んだ場合、大幅に圧縮されるようだ。また複数オブジェクトではなく、単一のモデルで実験した場合は半分ぐらいに圧縮されることがわかった。

あまりにも圧縮率が高かったため、何か異常が起きたのではないかと慌ててしまったが、これはCLIP STUDIO MODELERの仕様ということで間違いなさそうだ。また、私がBlenderからのエクスポートに使用したBetter Fbx Importer & Exporterというアドオンも標準のエクスポーターよりファイルサイズが大きくなる傾向があるようなのでその影響もあるのかもしれない。

最初からメッシュをリンクして出力できたらいいのに…と思ったら、メッシュデータをリンクした状態のままFBXで出力できると後で知った。このデータは全部のメッシュを実体化してしまったので、無駄に大きいデータになってしまった。配布する前にまたデータを作り直そうと思う。またやり直しだ。やれやれ、なんて学ぶことが多いんだろうか。

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