見出し画像

「目の前のイメージ」を形にするという魔法

こんにちは。ブランドSjunde himlen.デザイナーともみです。どうですか?本日のタイトルは(笑)。なんか不思議ちゃん風なタイトルになってしまいましたが、最近ご依頼いただき「思いを製品化」することが増えてきました。
そんな仕事と素敵なご依頼のみなさまの作品紹介です。


『魔法みたいだよね。』って言葉。

そういえば洋服を作り続けてきた中でとある方に言われました。
「実際イメージを目の前に現実化する、服作りって魔法みたいだよね!」と。ふむふむ。言われて実感。たしかにそうかも!
洋服をつくるときは最初にデザイン画というイラストを起こし、そしてそれを数値に落とし込み、型紙を引いて、布地をカットして縫い合わせる。
仕上がったものが、イメージと一致していれば魔法と称した「イメージの現実化」行動の成功であるなあと。
そんなふうにいままで「自分の作りたいイメージ」を現実化してきた私でありますが、最近人様の「作りたいイメージ」のお手伝いも増えてきました。


現実化という作業

魔法みたいったってスティック振ってきらりらりん♪!っていきなりモノがあらわれるわけではありません。はい。
現実化するという、リアルに形にするためにどんなステップを踏むのか?
作業を細分化するわけです。また、細分化したその作業ごとの精度を上げるわけですね。

そしてご依頼くださってつくる製品化のときはその「細分化や、精度を上げていく」ところでより近いイメージの擦り合わせが必要なわけです。
どんな素材感?触り心地?大きさ?それは現実可能か?のラインを探りながらも理想を追う。そうやって形にしていくんですね。
そんなこんなでここ最近色々な方の「思いを形に」を手伝いすることがあったのでご紹介させていただきます!!



製品化のお手伝いその1『そば殻染めのお洋服ブランド展開』

みてください....!!この素敵なお写真を…!!
そば殻で染め、そして形にした洋服が撮影されてこんなふうに進行中となる『幌加内そばのオリジナルブランド』。そば殻の循環プロジェクトを進める石川ともかちゃん。
今回はそのプロジェクトの1つ「ファッションブランド」としての製品化を手伝っております!!

『そもそもなぜそば殻なの?』ってお思いの方も多いでしょう。
このプロジェクトを進める石川さんはこんな思いを掲げています。

​地域の食資源を
余すことなく活用し、
人と向き合いながら
未来へ続く世界をつくる

toduki HPより

幌加内での一人の生産者さんとの出会い。そこから立ち上がったtoduki。
「幌加内のそば」からはじまり「未利用なものを活かし循環する世界を目指すこと」から生まれるさまざまな製品ストーリー。
そばの甘皮茶、そしてこちらのそば染めの洋服。そしてこれからどんなものが生まれるのか?それは地域と共に、循環しながらつながる人と人のご縁で新たに展開し続けるでしょう!

今回の「そば染め生地の洋服」は、雰囲気のあるまさに「そば色」の美しい布地がベースとなりました。
デザイン段階からデザインの好み、今回生み出したい形をヒアリング。そこからデザイン画を起こし、確認し、修正。と、より一層「ブランドオーナー」の「思い描く形」「世界観」を洋服として起こすことに集中し型紙を引きました。
リリースは今後!!限定で販売されていく形になるのかな?ともおもいますが「そば殻で染められ大切に仕上げられた洋服」の登場をたのしみです!
これからも製品を製造しながら伴走していくような気持ちですすめられたらとおもっています。


リリースはこちらから。楽しみに待ちましょう!




製品化のお手伝いその2「絵画をハンカチに」

こちらは十勝在中まいこちゃんの描いた絵をハンカチに!!

描いたアートというのは「そのもの1つだけ。」の一点もの。
でも、とっても素敵なアートの一部を切り取って、、、そこを「ハンカチ」というものに乗せてより多くの方におとどけできるものに。
そんなハンカチとしての製品化は、サンプル生地の段階から相談してくれてハンカチとしての素材感〜配置の微調整〜 そして裁断+縫製を担当し、製品化へと至りました。

実際に描いた絵には勝らないという比較ではなく「ハンカチとしてのクオリティ」を高めることが大事とおもいそこから打ち合わせを重ね形になったこと!ECサイトに出した途端人気で売れているそうで◎!

『素敵な作品.思いを形に』に少しでも関われて嬉しく思います。
販売ものはこちら。




番外編 事業者お揃いのセットアップとして。

この素敵な色をみてください!
これ、実は既存の色ではないのです、、!!元は全て同じ「白い布地」
それを実は落花生染めしたものなのです…!!!



落花生の殻染めがスタートして。

こちら昨年玉ねぎに引き続き登場した「落花生の殻染め」color!!!
なんて優しくてかわいいのでしょうか。。。♪
こちらは2023.3月からスタートしたnatural dying Clawl. の新作。

その第二弾として落花生染めがスタートしました。
(第三弾まもなく!?たのしみにしていてください!!)

今回は二色に分けて染色

すごく優しく肌馴染みの良い色に仕上がった落花生染めですが、こちらはわたしの事業所がある十勝芽室町でいま新たに栽培されている、
地場産の落花生の殻をいただいて染めたのです!
「落花生の殻」自体、加工の際剥いたらただ捨てられてしまうもの…
それを活用して染めたのですが、落花生の生産者であるメムロピーナッツのみなさまが今回「講演に来ていくセットアップとして」メンズ服を製品化しました!

・それぞれ着る方に合わせて染め色を変えて
・似合うデザインで型を変えて製造

で、世界にたった1つの講演用衣装 として制作させていただきました。
普段は農作業着で過ごされている方々の「人前での衣装」を手掛けることができとても嬉しい出来事でした。




これからも「想いを見える化」のお手伝いをしていきたい

こちらは帯広ナカイチで営業している LampLightCOFFEEさん依頼の
『スタッフそれぞれに合わせたカラーと丈のエプロン』。
記事見本をみてじっくりと考えて店主が決めたカラー。とっても可愛く、でも形は店主が最初にオーダーしてくれたものとお揃い。
なので制服エプロンとしての統一感もあり、とても素敵なものに仕上がりました。

ちなみにラテやカヌレをはじめ、ケーキ類ほんとに美味しくてすてきなので営業日チェックしてぜひいってみてくださいね◎Instagram @lamp_light_coffee

こんなふうに、、、
わたしの自社ブランドSjundehimlen.をベースにしながらも
ご依頼してくださる方の「こんなのを形してみたい。」を作り上げていくこと。
それは私の手を通しながらも、相手の頭のなかを通過したイメージを一緒に作り上げる、たった1つのクリエイションだと感じています。

簡単にできることではないけれど、共感し合えるところを起点にじっくりと意見交換し、形に仕上げられたときの喜びは、自分ひとりで作り上げるものが出来上がったときとはまた違った大きな喜びがあります。
これからもご依頼してくださる方がいれば「こだわったオリジナルアイテム」の具現化をお手伝いできたらいいな♪そうおもっています。

4月にopenしたHIMLEN07store.のほうもたくさんの方が足を運んでくださってまして本当にありがとうございます。木、金、土だけ開くお店。是非こちらもご気軽にいらしてくださいね◎
営業日や商品のご紹介などはインスタグラムにて。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?