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インボイス制度って何。簡単にご説明

近ごろの人は(私も含めて)何でもかんでも情報収集はYouTubeで仕入れるようになって、少しでも長い文章は、パッと見だけでもウっとなります・・

特に、法律とか税金関連の制度って専門用語並んでてね。

今回は「インボイス制度」をなるだけ噛み砕いてご説明します。

インボイス制度ってなに?要約

◆令和5年10月から開始される予定の制度
◆国にあらかじめ「消費税の課税事業者ですよ」を登録しておく制度
◆登録しないと登録番号を付した「適格」領収書・請求書を発行できない。
◆登録申請が、令和3年10月から開始。期限は令和5年3月まで。


領収書等の受け手側はどう変わる?「適格」じゃないとどうなるの?

◆原則、事業の消費税の経費(仕入れ税額控除)にできなくなる。
◆経理が、適格かそうじゃないかの選定をしないといけない一手間増える。
◆受け手側が、事業を行っていない個人や消費税の免税事業者、消費税の計算方法について簡易課税方式を選択している事業者、勤め先の経費にしない場合などには、何の影響もない。
◆受け手側の状況にもよるが、「適格」な領収書を発行してくれないお店を敬遠するようになる。


領収書等を渡す側はどう変わる?「適格」じゃないとどうなるの?

◆現在は、消費税の免税事業者でも消費税相当額として販売価格に10%を乗せて売上げても問題はない。しかしインボイスが始まると、課税事業者か免税事業者かどうか、「適格」領収書等を発行できるかどうかで第三者が判断できるために、現実的に消費税相当額を乗せることは厳しくなる。
◆「適格」領収書等を発行できるライバル店より消費税相当額だけ安く販売することができないと、価格の面で勝てなくなる。

「適格」領収書等を発行できない=消費税を納めてない会社とみられますから、消費税分安く売らないと、買い手側はナットクできないですよね。逆に言うと、「うちは価格で勝負してないんじゃ」で自信もって言えるのであればまあ。私も基本「ペイペイ使えないお店は行かない(なるだけキャッシュレス決済をしたい)」ですが、使えなくても良いお店には我慢して入りますしね。それと同じことかなと。

インボイスに向けてのハードル

◆レジの改修など
◆登録申請めんどくさい
◆領収書等の整理関連の経理がさらにめんどくさい

近い将来インボイス制度はどうなる

◆電子インボイス(領収書等の電子化)
◆経理作業のデジタル化

最近デジタル化デジタル化とうるさいこの日本。現在マイナンバーカードの普及ですら苦戦している状況ですが、電子インボイス化への流れも、近い将来5年?10年?ぐらいで必ず進んでくることでしょう。
田舎のほそぼそとやってる事業でも、今のうちから経理のデジタル化やペーパレス化にチャレンジしてもらいたいと思います。はじめはめんどくさいですが、慣れたら楽になりますので。



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