20-21 ♯6 内側からくるものは?
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
日本もコロナ感染者が増えてきましたね。手洗いうがいとマスクをしっかりとして、予防してくださいね!
こちらスペインバスクは、相変わらずスペイン5部以下のすべてのカテゴリーの活動は止まったままです。終わりの見えない長いトンネルを歩いてる、そんな感覚です。
生活の中で、現場に立つ時間がないということがどれだけストレスのかかるものなのか。1日の90分という短い時間がどれほど尊いものなのか、ここまで感じることはなかったです。
次に選手と顔をあわせる時には、
ときめきや煌めきに満ち溢れた状態で、グラウンドに立てる喜びを噛み締めたいと思います。
きっと、1年後には「あの時はこうだったな」と笑いながら、話しているでしょうからね。
「リーグは必ず開幕する」
そんな中、僕たちはビデオ電話や週末のランニングなどで、トレーニングを続けています。
というもの、時期は延びようとリーグ戦は必ず開幕すると言われているからです。協会が正式発表したものではありませんが、サッカー関係者は口を揃えてこう言っています。
だからこそ、止まるわけにはいきません。
ただ、前回のブログでも書いたのですが、文化的に先が見えないものに対して、頑張る国民性を持ったスペイン人ではありません。
ビデオ電話でのトレーニングでも何かしら理由をつけて休む選手。
これはまだ良い方です。中には、無断欠席の選手もいます。
こんな状況で、やる気が出ないのもわかります。
かと言って、野放しにするとチームの治安が乱れる。
他の選手に感染していきます。
これらの選手に対して、どう接するのか。これがまた難しい。
これは、トレーニングや試合采配、メソッドというサッカーの専門的知識の話ではありません。チームを率いる上で、さらに、育成年代の選手を指導する上で避けては通れないことですね。
彼らのおかげで成長させてもらってます。
強制 ≠ 成長
3月からこれまで、世の中は大きく変わってきてますね。
グラウンドでのトレーニングができなければ、外を走ったり、ビデオ通話を使って、トレーニングやアクティビティをしたりとその方法は多岐に渡ります
簡単に僕らが普段利用しているアプリケーションを紹介しようと思います。
【Zoom】
これは、説明の必要がないほど、全世界で普及しました。
zoomは現在サッカー現場だけでなく、会社の会議や個人での面談、さらに飲み会にまで活用されていますね。
今やzoomという名前を聞いたことがない人の方が少数派になってしまったのかもしれませんね。
【Kahoot!】
次に教育現場などでも使われているKahoot!というアプリケーションです。
これは、事前に質問を作成し、クイズ形式で答えていく大人数で行えるゲームです。
回答するスピードや順番によって、獲得する点数が変わり、チームでランキングを競うことができます。
このゲームを使ったフッボラ岡崎氏の記事もぜひご覧下さい。
この時期だけでなく、今後もチームを構築していく上で、活用できるアプリです。
【Strava】
最後に僕らが週末のトレーニングで利用しているStravaというアプリケーションです。GPS機能がついていて、距離や速度、ルートなど様々な情報を計測することができます。
SNS同様に、フォローやフォロワーになることで、自分だけでなく、他人の情報を共有することができます。
僕らは、選手の情報を管理するために、このアプリを使って行なっています。
こんな感じで、バリエーションや様々な工夫をしながらトレーニングを行なっています。
確かに、色んなアプリやテクノロジーが開発され、便利な毎日です。
ただ、ビデオ電話でのトレーニングやアプリを使ってのデータ管理は、ある意味、選手がちゃんとトレーニングするように強制へと仕向けるものです。
その背景にあるやらなければいけないという強制力は、成長への最良の原動力ではないはずです。
きっと成長したいや学びたい、上手くなりたいという欲求は、それに支えられているものではないと思います。
自身の内側から生み出されるものでなければいけない。
サッカーが好きでたまらない。
上手くなりたい。
成長したい。
勝ちたい。
そのベクトルが監督である僕、選手、コーチ陣と同じ方向にあるのか。
指導者の僕自身も同様に、
その欲求は、どこから来るものなのか。自分の持つエンジンは、何がそれを突き動かすのか。
そんなことを考える日々この頃です。
もしよろしかったら、こちらもご覧ください!
現在、初回無料となっておりますので、お気軽にお試しください!
サンプル映像はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?