2024.07⑥

今日はポートレート撮影の為に、祇園祭の中に突入した。
今年は近寄る事はないだろうと思っていたが、見事に参戦を果たした。

撮影に於いての「再現性」も追い求めて、復習をしながら過ごしたこの一週間であったが、少しずつでも着実に撮影における力点を理解し、自分が収めたい世界をカメラの中に捉える精度が上がってきている気がする。
レタッチの作業に於いても、今の自分が欲している方向性を見出すことが出来て、小さく飛び跳ねた。

撮影後、少しだけお仕事についての話をしながら自身の事を考えた。
周りのミュージシャンの手助けをしたいと思い、手に取ったカメラ。
今はそれが生業の一つになり、オールドルーキーよろしくで仕事を請け負う立場になった。
そうすると助けるなんていうのは烏滸がましく、自身の生活を先ずは成り立たせないといけない。
生きる為のランニングコストは夏の影のように迫ってくる。
手助けになりたいという初心を持ち続けたいのであれば、自分が倒れてしまってはいけないし、倒れたところで私自身ではない誰かがふらっと現れるのだろう。
それは流石に悔しい。
まだまだやる事は多いが、自分が選んだ道の歩みは止めたくないと強く思う。

7月23日。

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