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F100号の圧/大きい作品を作るとは

最近は100号単位の作品を
製作中。
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初めて100号(160cm程)を描いたときは、
作品作りを初めて4ヶ月くらい。ベニヤ板3枚分2*4メートルくらい?を貼って作ってもらったキャンバス。
(私の身長が154cmなので、身長を簡単に超えてしまうくらい。)

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外に大きな布を貼って、
朝の4時から描きました。
初めてのことってすっごい楽しい、
ただただ、絵の具と戯れて、
楽しく楽しく。
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外で描いていたので、
通りがかりのおじいさまに声をかけられて
楽しくお話しさせていただいたのも良い思い出。
(数ヶ月後に再開して、売って欲しいと言われたその作品はその場限りだったので、捨ててしまってお渡しすることができず)
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キャンバスのサイズは
自分の心の器なのかと感じる時があります。
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最初は部屋にキャンバスがあるだけでも圧倒されて、
これ描けるのかなあと思ったり。
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そして、だんだんとは絵の具を置くことが
できるようになってくる。
自由に塗っていけて、
キャンバスをなんとなく埋められるようになる。
心の赴くままに。
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しかし、心の赴くままに描くには100号は大きすぎ、
なんとなくまとまりがなくなったり、
作品としての完成度が私にとって不十分だったりします。
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今度は、100号の中でも
繊細な部分、
大胆に描く部分、
それぞれを見極めて描いていきます。
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そして最後の最後、
ほんの1点で大きなキャンバスが
色鮮やかに広がることがあります。
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その一点を
描いて、あとはもう少し描きたい気持ちを抑えて
いつも完成していきます。
(写真は120号:194.0X130.3cm)

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