絵を描くということは待つを覚えるということ
最近の雨。
私は雨が大好きだ。涼しい風、雨の中を歩くのもいい。
画材には雨の湿気が多いときに使わない方がいいものがある。中に水分が入ってしまい、乾いたときによれたり、割れたりしてしまうのだ。
こういうとき、待つを覚える。という感覚を思い出す。
急いでやりたいとき、急いでどうにかしたいとき、その裏にはどんな不安があるんだろう。もしかしたら、早く完成ささせた作品を見たい。見せたいという思いかもしれない。
作品を完成させることと、良いものをきちんと生み出すことは両立できる。むしろ、そこを両立させるいい塩梅を自らが待てたときに良い作品が生まれるんだなと思う。
自分がこうしたいというエゴとそれでもこれが最善であるのバランスを泳ぎぎって、今日も作品を生み出す。
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