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小学生と微分とド文系の私 その7

前回の記事

■七段~八段

・七段:高校1年 式・因数分解・不等式
・八段:高校1年 二次関数・二次不等式

高校の学習内容を小学生が行う(自習ベースで)となると非常にハードルが高くなることは想定していました。
プリントで行う学習を進める塾も存在していますが、小学生の高校内容の学習は難易度が高く、できる子供は限定的なのではと類推しています。

一方、現代では非常に有効なサービスが存在しています!
それがリクルート社のスタディサプリです。
安価な月額で、主に大学受験で必要となる教科をカリスマと呼ばれる予備校講師が分かりやすく説明する、良質な動画が供給されています。

テキストは購入(1冊1300円ほど)も可能ですが、PDFでダウンロードし印刷すれば、テキスト代は掛からない仕組みです。

私が高校生だったころはまだ代ゼミや河合塾といった、ライブ型の授業を行う予備校が主流でした。

一方でもう少し下の世代では東進ハイスクールに代表されるサテライト型の動画配信が主流だと思います。

ただ、スタディサプリの登場により、予備校市場はさらに大きく変化する(した)と感じます。
サテライト型のデメリットであった「移動」を
スタディサプリは解消しました。

またカリスマ講師の良質な授業動画(神授業)は、いつでもどこでも何度でも視聴が可能です。

そしてコストも破壊的(ディストラクティブ)と言える費用感です。※2022年1月現在、月額2178円から

2022年1月時点のWikipediaには「日本におよそ5000校ある高等学校のうち、2500校以上で導入されている。また、国内有料会員数が140万人を超えている」とあり、
既に多くのユーザーを獲得していることが分かります。

子供には高校数学の学習用に良いと思い、サービス利用を開始しました。
スタディサプリの数学1・A、2・B基礎編のテキストを4冊購入しました。
ただ、途中から、微分へとゴールを切り替えたので、4冊の購入は我が家には不要でした。(将来的に活用できる日を心待ちに)

小学3年生の10月から学習を開始し、1日の動画コンテンツとしては2本(1本10分~20分)という流れで進めました。

私は基礎を理解すれば十分(大学受験を行うわけではないため)という前提、かつゴールを微分と捉えたため多くのパートは割愛しています。

高校1年生で習う2次関数自体は中学からの延長線上にあります。
なので、続けて行った方が理解しやすいのではないでしょうか。
理由は分かりませんが、6-3-3制の弊害でしょうか。

また、因数分解や解の公式も中学で習うのですが、二次関数や微分(三次以上の関数含む)を行う際に活用する内容です。

中学数学を極めておく必要性は感じません。
中学からの積み上げが重要であり、基礎は8割程度理解していれば十分と言えます。

高校1・Aの数学(のうち、七段、八段)範囲は小学3年10月から11月半ばくらいまでを要しました。

さて、この「微分と言う山頂への旅」も次回が最終回となります!
ここまで9合目まで来ていますので、ラストスパートですね。

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