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小学生と微分とド文系の私 その5

前回の記事

■初段:中学1年 正負の数

ここから中学生の分野に入ります。
小学校の算数との大きな違いは、マイナスという概念が発生することでしょう。

我が家では小学2年生の3月から取り組みを始めましたが、小学2年生がマイナスを理解するのはなかなかハードルが高かったことを覚えています。

直線を引き、0を境に、右がプラス、左がマイナスというところから始めました。

ただし、ここも私自身が教えるのではなく、市販のテキストを活用し、少しフォローをした程度です。

中学数学になるとマイナスや文字式が出てくるため、小学校に比べ難易度が上がります。
これまではドリルの自習で十分進めることができましたが、文章だけの説明では理解が難しいと判断しました。

また、当たり前ですが、小学生向けに説明が書かれていないことや、漢字にフリガナもなく、挫折してしまう要素が高いと捉えました。

現在は便利な時代で、教育系のYoutubeなどの良質な動画コンテンツが豊富にあります。

その一方で、動画にプラスしてテキストがあれば、理解を助けられるのではないかと考えました。
ちょうど良さそうなテキストが学研プラスから市販されているのを見つけました。

「中学ひとつひとつわかりやすく」シリーズというのがそれです。

テキストが穴埋め式になっており、例題が設けられているだけでなく、現役教師の方の説明動画方がYouTubeに各単元毎に用意されており、テキストの補足になっています。

テキストだけでなく、動画を用いて、理解を高められる構成です。

Youtubeの動画なので、広告を我慢すれば無料で利用できます。
1動画5分程度で見られるので、問題などを含めても1単元、30分以内の学習時間に収められます。

マイナスが出てくると厄介と言えるのが、-(-5)がプラスになることや
(-3)×(-5)がプラスになるなどではないでしょうか。

説明しようとすると大人でも大変だし、それを子供にフルに理解させるのは大きな困難を伴います。
それよりもそういうものだと割り切ってしまい、慣れていくのが上策ではないでしょうか。

私が好きなシリーズである「東大の先生!文系の私に超わかりやくす数学を教えてください!」の西成先生も「数学の決まり事」として捉え、
覚えてしまうのが良いと仰っていました(私なりの解釈)。

+×+=+、+×-=-、-×+=-、-×-=+の4種類でしかないことを伝えると、最初は戸惑っていたものの、トレーニングを通じて、慣れていきました。
子供の適応力は驚嘆レベルです。

ただ、中学に入ると市販のドリルはめっきり少なくなります。
市販のドリルではなく、問題集になる印象があります。
問題集でも良かったのですが、ドリル形式に慣れていたこともあり、市販のドリルを探してみると、学研と受験研究社から出版されていました。

どちらも小学校のドリルとは違い、かわいいとかやりたくなる要素が薄く、そこは子どものモチベーションアップには寄与しない点は残念な部分。

また、ドリルの中に文章題がありましたが、概念が難しいことがあり、省略することにしました。

■二段:中学1年 文字式・方程式・比例

以降は同様に「中学ひとつひとつわかりやすく」シリーズを利用し、動画+テキスト学習、その上でドリルによる定着化を進めていきました。

1単元が中1(初段~二段が該当)では、35ほどあり、1ヵ月半掛かりました。
小学校まではなぜか□や○だったのが、中学に入るとxやyと言った文字に置き換わります。

後述のスタディサプリの数学3の講師である堺先生(数学3までは扱わないので、堺先生についてはこの後触れる機会はないですが、
非常にユーモアのある講師で、理解しやすいです)が微分において、ハート♡を使っていましたが、理解しやすければ、文字ではなく□や★でも
良いとも感じました。
小学生にはその方が理解しやすいかも知れません。

またxには数字をセットすることになるが、その理解もフォローが必要でした。

ちなみに先述した「東大の先生!文系の私に超わかりやくす数学を教えてください!」ですが、こちらは西成カリキュラムで中学数学をぎゅっと凝縮して、記載しています。
ド文系の私が数学の門を社会人になって叩き直そうと思ったきっかけになりました。
この本に出合ってなければ、微分・積分を食わず嫌いをしていたと思います。

R16(16歳以上対象)の記載がありますが、お子さんも読めば、より数学への理解を深められる良書だと思います!

さて、次回も中学生を進めていきます。

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