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小学生と微分とド文系の私 その6

前回の記事

■三段~六段

・三段:中学2年 式・連立方程式
・四段:中学2年 一次関数

・五段:中学3年 多項式・因数分解
・六段:中学3年 平方根・二次方程式・二次関数

中学の数学を進めていくと気付くのですが、代数的要素は中学1年が最もボリュームが多く、中2が28単元、中3が30単元となります。

ちなみにですが、中3はそもそも全体が39単元しかありません。
(中1は全52単元、中2は全47単元)

私自身の記憶で恐縮ですが、中学時代に通っていた塾では中学3年の秋以降は高校受験に向けた3年間の総まとめをやっていました。

中学の数学と言うのは、夏に終わるくらいの分量であり、中学3年の単元は特に限定されているようです。
中学1年と中学2年でも一部内容の重複があり、一遍にやってしまった方が、効率的に進めていけそうです。

ただし、中学に入ると証明問題が出題されますので、小学校低~中学年には難しい部分もあり、取捨選択を行いました。
※ここはもう少し理解度が成熟してから取り掛かれば十分と判断しています

中学数学ですが、小学2年生の3月に始め、小学3年の夏休みくらいまで取り組んでいました。実質半年というところでしょうか。

この時はまだ、「微分を山頂と捉えた旅路」ではなく、高校数学全体の理解までをゴール感としていたため、図形などの内容も行っており、今考えればハードルが高かったであろうと反省しています。

高校の三角比/三角関数を意識して、三平方の定理に取り組んでもらいましたが、やはりもう少し年齢が上がってからの対応で十分であると考えました。

「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ以外には、前回にも紹介した受験研究社のドリルを使用して、学習内容の定着を進めていました。

学習要綱の改定のため、学研プラス社のドリルが入れ替えの時期だったため、市販されておらずこちらのドリルを購入した記憶があります。

■中学数学の復習

中学数学が一通り終わった後に、総合的な復習として活用したのがリクルート社のスタディサプリです。
月額2200円程で動画が見放題、小学校~高校までの多くの科目をカバーしている超優良コンテンツです。

ただ、我が家では小学校、中学校の内容では利用していませんでした。
よって、小学校の算数や中学校の数学のコンテンツの質は言及を差し控えたいと思います。

高校数学を担当している山内先生は非常に説明が上手で、山内先生に慣れる意味を込め、高校生向けの中学復習講座を取ることにしました。
学習の範囲は代数要素のみに絞りました。(全体の半分程度)
中学校の内容の復習は小学校3年生の9月の1ヶ月間で行いました。

また、中学数学でマイナスの概念と並んで、理解に時間を要するのは√(ルート、平方根)でした。
ルートの概念を覚えるために、家のホワイトボードに√1、√2、√3~√9(実質1~3)を書き、小数点をもった数(無理数)を意味することを身に着けました。

電卓を使えば簡単にルートを計算してくれるので、電卓に書いてある数字を小数第4位くらいまで書き込んでいました。

中学のテキストなどの費用は、
・「中学ひとつひとつわかりやすく」シリーズ3冊(1100円/冊)
・ドリル3冊(600円/冊)
・スタディサプリ1ヶ月(2200円/月)+テキスト(1300円)
※テキストはPDFのダウンロードも可能ですが、
 紙冊子の方が良いと思い購入しました
の合計約8500円程度でした。

小学校の算数と中学の数学を合わせると、約17000円ほどです。学習塾の2~3ヶ月分くらいというコスト感と捉えています。

代数的要素だけではありますが、中学の数学まで終わったことになります。
中学では2次関数を学習しており、高校でも引き続き2次関数の学習が行われます。

そうした意味では既に「微分と言う山頂への旅」は8合目まで到達しており、
少しここから傾斜が急になりますが、実は山頂が見えている状態です。

この山頂が見えているかいないかは大きな違いです。
高校入学時の私は数学の旅の山頂なんて、そもそも意識していませんでした。
実は高校入学時点で8合目にいると知っていたら、挫折していなかったかも知れません。

この後悔を自分の子供には経験させたくないという思いから、こうしたアプローチを進めました。

また、このNoteに公開しようと思ったのは、自分の子供で可能なのであれば、他のお子さんたちでも再現可能だと信じているからです。
※様々な環境があるので、すべてのお子さんとは言えませんが

2021年8月公開の学研教育総合研究所の「高校生白書Web版」によると、
高校生の好きな教科1位も嫌いな教科1位もともに数学であったそうです。

得意な子はできるからこそ、好きになる一方で、
できない子は、どんどん嫌いになる教科、
それが数学と言えるのではないでしょうか。

脱線しますが、最も役に立ちそうな教科1位は外国語(英語でしょう)とのことですが、
個人的にはそれは「数学」であると信じていますし、数学を英語で語れるレベルでないとグローバルで活躍するのは厳しいでしょう。

国語力を蔑ろにしているのではなく、他言語の習得や数学力の向上のためには、母国語のレベルが高いことは前提であるというのも付け加えたいと思います。

「小学生と微分とド文系の私」では、算数・数学(特に代数要素)をメインに記載していますが、「ド文系の私」としましては、英語教育についても、別の記事で言及していきたいと思います。

それでは、次回から高校数学に入っていきます!

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