NHKスペシャル アタッチメント 20240505

今日はタイトルの「アタッチメント」というNHK制作の面白い番組をみたので、内容を要約します。

◆アタッチメントという概念
 不安を和らげて安心したいという本能的欲求。人とのつながりで育まれ、外の世界を「探索」できるようになる。発達心理学で使われる言葉。

◆アタッチメントの型
 3種類ある。
回避型→自分を隠す傾向
不安型→人からの見られ方を気にする(サーヤ)
安定型→人と親密になることが得意(中村倫也)

◆子供のアタッチメント実験
 1歳の子供をおもちゃがある部屋に親と一緒にいる状態→子供がおもちゃに興味を示している間に親が退出→子供が泣き出す(この時心拍数が急上昇)
知らない大人が入ってきて抱っこすると、少し心拍数下がる。
両親が入ってきて抱っこすると、心拍数がもとに戻り、またおもちゃで遊びだす事ができる。
➡安心感があることで、探索できる

◆海外でのアタッチメント
 SNSでバズ。(関連動画14億再生)ただし、SNSでは誤情報もあるため学者は注意喚起をしている。たとえば、回避型はだめなことのような情報。あくまで、考え方のクセであるからコミュニケーションする中でその人を理解するためのツールと考えるべき。

◆日本でのアタッチメント
 小学校の教育で取り入れられているところもでてきている。
 ある児童施設では、職員に対して教育されている。この施設で子供がアタッチメントの感覚を取り戻していく過程をドキュメントしていた。去年子供大綱の中にもアタッチメントを強調するような文言が入るなど意識は高まる。

◆その他
 離れていても繋がっている感覚を子供に育んであげたいという職員さんの考え方が、アタッチメントの本質のように思った。
 どうでもいい話をしたいという児童に対して、その児童も職員さんの話聞いてあげたいという気持ちを伝えていて、良い関係性ができている過程が見られた気がした。
 人生の中で、安心感の輪が増えたり変わったりする過程があって、どんどん輪が広がっている感覚がアタッチメントが成長していくイメージ。安心できる場所(基地)として大人がしてあげられることは、いつもと同じ状態を提供してあげること。
 
#ラランド
#サーヤ
#中村倫也

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