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とりとめない話

田中ウガイ氏は一人暮らし、
ダブルベッドの片方で、
毎朝目を覚ます朝、
目の前の先の椅子を見る、
使用人ひとりいつも居て、
ウガイ氏起床を待っており、
ウガイ氏出勤とともにいなくなる。

毎朝ウガイ氏目を覚まし、
毎朝違う使用人。
ある日の朝の晴れた朝、
ウガイは聞いてみることにした。
「君らはティームなのか?
違う人がいつも交替でさ、
来てるような気がするので、
しかしどうも僕はこうも思う、
君らは実は一人の人なんだろう」

使用人は、答えた。
「いかにも私は一人です。
毎日違う人になってお宅へ、
出仕させて頂いてます。
でも、もうお仕事の時間では?」

ウガイ氏は仕事へ行った。
しかし別の家ではウガイ氏はまだ寝ていた。

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