もうたまらん!とろ〜り、もったり濃厚スープのようなお粥 CAYU des ROIS亀沢店
目の前に現れたのは、鮮やかなグリーンをしたお粥。
具にはベーコン。真っ白なミルクが回しかけられ、イタリアンなスープのような外見。
ん? これは、本当にお粥だよね??
前回。ファスティング後に食べたお粥に感動し「粥活しよ!」って決めました。
その翌週。もうファスティング後じゃなく、あの敏感すぎる味覚も日常に落ち着いたころ。つまり、ここで食べる「お粥」こそが、僕が通常モードで食べる初のお粥となる。
食べる前から、期待と不安が入り混じっていた。
だって、これで食べてみて「あ、こんなもんか。もうわざわざ食べ歩かなくてもいいかもな」ってなれば、あの盛り上がった気持ちも終わってしまう。
だから、というわけでもないけど。
2回目のお粥にして、ちょっとオリジナリティあふれる異色のお粥屋さんをチョイスした。
錦糸町駅から徒歩5分にある「CAYU des ROIS(カユ デ ロワ)」
お粥ビギナーの僕は、王道の深さを知るよりも、まずはお粥の振り幅の広さを知ってみたかったのだ。
ちょっと余談だけど、(お粥に限らず)振り幅が広いというのはハマる上で意外と重要だと思っている。
なぜなら、奥の深さを理解できるようになるには、それなりの経験が不可欠だが、幅の広さは違いがくっきりしているだけにビギナーでも味わいやすい。
そんなわけで、なんだかオリジナリティ溢れそうで、かつカフェっぽくて入りやすそうなお店に行くことに。
期待に胸を膨らませながらたどり着いたのは、オシャレなカフェ。
のんびりと寛げそうな空間。2階席もあり、店内はけっこう広め。
ひとりの人も多いし、サラリーマン風の人たちも利用していて、客層は広そう。
メニューを見れば、お粥の種類も豊富。
変わり種だけじゃなく、「チキン」「カイセン」などの定番もあり、心惹かれてしまう。
でも、今日は事前リサーチでもう食べたいお粥を決めてきていたのだ。
それが「ポパイ」。ほうれん草のお粥。
つややかな緑色が、なんとも綺麗。
セットはサラダに。そして、事前にお粥研究家の鈴木かゆさんからおすすめされていた「揚げパン」をトッピングに追加する。
すくい上げてみると、お粥はとても濃厚。
ずっしりと重みを感じる。
ここではなんと4時間もかけて丁寧に煮込んでいるらしい。
口に含むと、ほとんどお米の粒を感じず、舌に旨味がまとわりついてくる。
ああ〜。
これは、美味しい。本当に美味しい。
のっぺりとクリーミーだから、しっかりと満足感もある。
お粥の物足りないイメージなんて、払拭する満腹メニューだ。
そして。そこに揚げパンをディップ。
お粥ってすごく「油」と相性がいい。お粥の持つ「優しさ」を油が「力強さ」で包み込んでくれるのだ。
「優しさ」はときに「物足りなさ」へと繋がってしまう。ガッツリ腹減りだと優しい味わいよりも、食べる度にドーパミンが出るような強さに憧れたりする。
お粥に入っている揚げワンタンは、この力強さを補う役割も担う。
でも、揚げパンは揚げワンタントッピングなんかとは、強さが違う。
濃厚なお粥をしっかりまとい、じんわり吸い込み、一口かじるとお粥と油の旨味がじゅわっと広がる。
わかる。これは絶対にトッピングをプラスするべきだ。
目の色を変えて、夢中で食べきってしまった。
CAYU des ROISさん。ごちそうさまでした。
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