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私的、よく読まれた記事

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はじめましての方へ。おすすめ入りした記事など、わりと読んでもらえているなという記事をまとめました。もしよろしければ、自己紹介の代わりとして。
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#家事分担の気づき

「わたし、家事とか好きじゃないから」結婚前の妻の宣言の意味。

「わたし、家事とか好きじゃないから」 結婚する前から妻に宣言されていました。 「好きじゃないけどできるようにがんばるね」でも「好きじゃないから、あなたがんばってね」でもなくて、ただの宣言。 この宣言を受けて、僕は何て返事をすればいいか頭をフル回転。 「別に家事をしてもらう為に結婚するわけじゃないけど」 「そうなったら嫌だなってのが心配だったwww」 この小さなやり取りが、わが家の家事シェアの始まりだったように思います。 この時妻が「できるようにがんばるね」

男はメリットがないと家事をしないのか??

取材や、セミナーの依頼を受ける際「男性が家事をするメリットを話して欲しい」と言われることがある。 「メリット、かぁ」 たとえば、仕事の段取り力が高まるとか、人の気持ちがわかるようになるとか、育児なんかだったらコミュニケーション力がアップするとか、よく言われるし、実際そういったことってあるのだと思う。 たとえば、これは育児だけど、大好きな本に「育児は仕事の役に立つ」という本がある。 この本を読んで「育児ってめっちゃ仕事でも活きるんだ!」と思った人も多いだろうし、ぼくもた

「ご飯できたよ」と呼ばれてもすぐに食卓へ向かわないのは礼儀の問題なのだ。

母に「ご飯できたよ」と呼ばれても、返事をしなかったり、やっていることがひと段落するまで行かなかったりしていた。 すると、母の機嫌は途端に悪くなった。 できたと言っているのになぜ来ないのか、と。 ぼくにはぼくの言い分もあった。 食べたくなったら行く、いまはやっていることがあるのだ、と。 当時は母の気持ちがよくわからなかった。 なにをそんなにわずか数分のことでイライラするのか。べつに30分食べに来ないわけではないのに。 だけどいま。毎日の食事をつくるようになって、ぼくは母

家事シェアしたいなら、ママが変わるしかないんだ。

ぼくは日本唯一の家事シェア研究家として活動をしています。だから家事シェアの話をしているとママから「パパをどうやったら変えられるのか?」「どうやったらパパが主体的に家事をしてくれるようになるのか?」をよく聞かれます。 そして、そう聞かれるとぼくはいつも困ってしまう。なぜなら、「他人は変えられない」から。 いま、家事を全然してくれないパパが、突然主体的に動いてくれる方法なんて、残念ながらぼくにはひとつも思い浮かばないのです。 だから、そういう場合は必ず伝えます。 「パパでは

夫だからできる、小さな名もなき家事に気がついた。

「実家からお米が届いたから、お礼のメールしておくね」 今日、ぼくの実家から荷物が届き、そのお礼の連絡をしたのですが。 「それ本当に助かる! ありがとう!」 と、妻からずいぶん感謝されました。 ぼくとしては「うん、ありがと」くらいを想像していたので、思いのほか感謝されてすこしびっくりしたのです。 たったこれだけのことですが、妻の話を聞いて「なるほど、これは確かに”夫タスク”だな」と思いました。 *** ──荷物無事に届いたよ。ありがとう。 実家に送ったメールはこれだけ