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俯瞰すると問題の論点が変わる

昨日書いた『俯瞰する力を身に付ける』という記事。

こちらをもうちょと別の視点で解説します。

先日、ビジネスメール事業のフォームから
このようなコメントをいただきました。

「お疲れ様です」からはじまる社内メールを読むと、イラッとします。

これを読んだときにみなさんはどう感じますか?
あるいは、部下だったとしたらどのようにアドバイスをしますか。

この人は、本当にイラッとしているのでしょう。
だからコメント欄にこの言葉を投稿した。

この人が持っている価値観の一つは「合理的」ではないでしょうか。
あるいは、「親密さ」かもしれません。

文字が少ない方が合理的だと考え
挨拶を書いてくる相手に対してイライラした態度をとる。

「なんで、こんな無意味なことをしているんだ」
「なんで、合理的に考えないんだ」
「この人が仕事ができないから、自分の仕事が増えるんだ」


あるいは、仲良く仕事をしたいと思うのに
他人行儀な挨拶があって、イラッとするのかもしれません。

こんな時に、自分の思考を俯瞰してほしいのです。


もし、「合理的」という信念があるなら
もう一段高いところからみてみましょう。

仮に、全員が同じ思考ならば、挨拶を省くのは合理的。

しかし、実際にはみんなの考えていることはバラバラ。
信念だってバラバラです。

合理的よりも、礼儀正しさを大事にしている相手がいたとします。
挨拶の無いメールが届いたらどう感じるでしょうか。

おそらく、相手は送り手に対して、
不快感を覚えることになるでしょう。

不快に感じたときに、メールの返事が気持ちよく返ってくるでしょうか。
場合によっては、冷たいメールが来たり、返信が遅くなったり。

どう考えても、プラスにならないのです。


本当に合理的に考えるなら、こうして一段上から見ます。

すると、本当に合理的な状態にするなら
挨拶を書いておいた方が無難だと判断できます。


どうしても、社内での挨拶を無くしたいなら
その共通認識を作るべきなのです。

自分一人の思い込みで対応してもいいことはありません。


では、社内で合意が取れたからといって
社内で挨拶を省くのはどうでしょうか。

社内で挨拶を省くのが当たり前。
そのような文化が根付き、誰も疑わなくなったとします。


そんな中、一人が転職したとします。

転職先で「メールの常識も無いのか!」と思われたら
○○会社から来る人間は、礼儀正しくないと思われるかも。

こうしてもっと広く考えて行くと
挨拶を省略することのデメリットの方が大きいと気づけます。


挨拶で「お疲れ様です。平野です。」と書くのは
正直、1秒あれば十分です。

「otu」+「変換」で入力できるようにしています。


毎日10通社内メールを書いているとします。
1日に換算すると、たった10秒……。

ここを削るよりも、他に頭を使った方がいいですよね。

1秒を削るのは大事ですが
こういった1秒は、削らない方がいい。

本当に合理的に考えるなら、すべてを俯瞰して考える。

これが正解だと思っています。


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